2013年04月14日

決断が早い中国、信用がある日本

姫路城の大天守(修理見学施設)を望む

中国人は決断が早く、ビジネスではそれがひとつの魅力です。

「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」の要点まとめ(純金積立と自己投資)
2005年ごろから、「決定の遅い日本企業よりも、中国を相手にすべきだ」と中国へ出て行った企業が、ルールを守らない中国のやり口を知り、「やっぱりアジアでパートナーを組むなら日本だな」と考えを変え始めている。
たしかに、日本の企業は決断に時間がかかるが、一度決めたことは必ず守る。
中国では、決断が早く値段は安いが、決めた納期を守らないので、仕事にならない。
アフリカ諸国でも同じような評価になっている。
決断が早い中国を神様だと最初は思っていたが、中国から中国人を連れてきたので、アフリカには一切の雇用も富も、もたらさなかった。
ロシアでも短期的利益に走った中国人が信用をなくしています。

露極東に「日本の農場」 生産性高い技術供与(MSN産経ニュース)
中国資本が進出した農場では短期間に収穫を上げようと、大量の化学肥料や農薬を使った“収奪型農業”が土壌や河川の汚染を引き起こしており、アムール州クラスノヤルスク地方などでは、今年から中国系移民による農業が禁止された。こうした背景から、ロシア側では日本の参入を望む声が高まっている。
短期で利益が上がっても、相手を幸せにできなければ信用を落としてしまい、長い目で見れば、うまくいきません。

そんなことは「日本人なら誰でもわかっていること」です。
短期的利益より、信用を大事にするのがジャパンスタンダード。

日本人にとっては当たり前のジャパンスタンダードは、世界中の人は、あまりわかっていない。
だから、アフリカ、ロシアの人も、中国資本を受け入れ、そして、その経験から学び始めたのでは?

日本のやるべきことは、ジャパンスタンダードに従い、粛々と物事を進めることでしょう。

P.S.
もちろん、決断も早く、約束も守って相手の役に立つのが理想です。

参考
世界一、正確で確実に飛ぶJALとANA。その意外な原点(372log@姫路) - 数字ではなく、人を信じることでしか品質は上がらないという原則が貫かれています。当時の日本では常識的なことでしたが、アメリカ人は常識を覆すような驚きを感じたようです。(ブログより)
毛沢東万歳。中国でデモ(372log@姫路)

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Posted by miki at 01:37Comments(0)社会