2013年01月17日

5大学で災害看護の共同大学院創設

兵庫県立大学播磨明石市

播磨などの5大学が、共同で大学院を創設します。

兵庫県立大など5大学、共同大学院創設検討 災害看護プロ育成 (日本経済新聞)
兵庫県立大など看護を専門とするコースを大学院に持つ全国の5大学が、大規模地震発生時に活動する災害看護の専門家を育成する共同大学院の創設を検討していることが11日、関係者への取材で分かった。
5大学共同大学院など前代未聞ですが、背景には阪神淡路・東日本大震災の経験を引き継ぎたいとの思いがあるのだそうです。

災害看護で初の共同大学院設置…国公私立5校(YOMIURI ONLINE)
兵庫県立大の片田範子・看護学研究科長は「孤独死防止や被災者支援体制づくりなど大震災で学んだことを伝え、一人でも多くの命を救えるリーダーを養成したい」と話している。
下記のサイトでは、兵庫県立大学が「災害看護」を確立したと紹介してあります。

災害看護(東日本大震災)とは?(次世代の看護へ! ” NEW NURSING)
まず、「災害看護」を確立したのは、日本であり、兵庫県立看護大学(現兵庫県立大学看護学部)であった。
阪神大震災で様々な痛みを共有した看護師たちが、現場での応急処置から災害の概念化、しいては、災害の予防行動にまで研究を押し進めて、元 ICN President の南先生とともに「災害看護」を確立して、世界中にその重要性を示した。
YUITO も世界中旅するが、日本人で看護師というと必ず
・お前は兵庫県立出身なのか、自分は兵庫をRESPECTしている
・災害看護はまさに看護の本質であり、今後最も重要な領域である
とアメリカのナースを始め、タイのナース、ドバイのナースに言われ、一番驚いたのは、アフリカでも言われたことである。
南裕子先生は兵庫県立看護大学学長(統合後は兵庫県立大学副学長)、近大姫路大学学長も歴任されています。

ここでも播磨は世界と繋がっているのですね。

参考
国内初の国公私立共同大学院(災害看護グローバルリーダー養成プログラム) - [兵庫県立大学の取り組み] 阪神・淡路大震災への対応をもとに、災害支援ナース派遣システムを構築しました。 「ユビキタス社会における災害看護拠点の形成」で21世紀COEに採択され、我が国の災害看護学の礎を築きました。付置施設の地域ケア開発研究所は「災害と健康危機管理に関するWHO看護協力センター」の認証を受け、世界規模での災害看護に関する人材育成や研究を行っています。(記事より)



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Posted by miki at 00:00Comments(0)学校