2013年01月06日

たるい日本企業が楽しそう

ソウル明洞

かつて外資の金融機関に勤務していたかたに、私が日本の会社にいることを羨ましがられたことがありました。
日本の企業は、一部の外国人にも人気があるようです。

イマジン:第1部 はたらく/5 日本企業の体質、外国人が変える(毎日jp)
ハーバード大などを出た韓国人エリートからよく聞くのは、サムスンなど韓国系企業はきついので、たるい日本企業が楽しそうだ、という声だ」
韓国の厳しい企業に比べると、日本の企業はそうでもないということなのでしょうか。できるなら企業でも楽しく働きたいと思うのは、外国人も同じなんでしょうね。
こういうことも影響するのか、世界の幸福指数というのがありますが、日本のほうが韓国より上位にいます。

ソウル市民、幸福指数世界10都市中最下位水準(中央日報)
ソウル市民の幸福指数は63.64点(100点満点)で平均(73.17点)に及ばず、日本の東京(69.01点)や中国の北京(67.76点)より下だった。
かつて「ジャパンアズナンバーワン」といわれていた頃、一部の経営学者が「日本的経営」を「人を大事にする経営」という側面で分析していました。(例 人本主義企業―変わる経営変わらぬ原理 (日経ビジネス人文庫)

大企業の内部留保461兆円 20位までに電力3社(ゲンダイネット)
【連結内部留保 上位10社】
◇企業名/2011年3月期
1/トヨタ自動車/13兆8630億円
2/本田技研工業/7兆7826億円
3/NTTドコモ/4兆7250億円
4/キヤノン/4兆3141億円
5/パナソニック/4兆1662億円
6/日産自動車/4兆24億円
7/三菱商事/3兆4946億円
8/東京電力/3兆2652億円
9/ソニー/3兆876億円
10/関西電力/2兆4595億円
2012年国民春闘白書から)
人を大事にするなんて、そんな余裕は企業にはない、という声も聞きますが、内部留保の金額を見る限り、どこの企業も全く余裕がないわけではないでしょう。

人に優しく、優秀な外国人にも優しい企業は、しぶとく生き延びることができるんじゃないか。
「厳しい」韓国企業・サムスンが世界市場を圧倒したのはここ数年。
どこまで永続企業になれるのか。そこはまだわかりません。

参考
技術より“人づくり”で負けた日本 元常務が語る「サムスン社員が必死に働く理由」(日経ビジネス) - サムスンでは目標を達成しないといけないので、感覚的に土日がない。そういう風土が本当にすごい。年俸制なので、休日出勤には手当てがつきませんがそれでも働く。日本企業なら、こうはいかないでしょう。(記事より)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業