2012年06月22日

天空の白鷺・B-1効果で、姫路観光13%増



昨年度の姫路市への観光客数は、前年度比13%増だったそうです。

昨年度の姫路市 観光客13%増加(朝日新聞デジタル)
姫路市は、昨年度に市内を訪れた観光客数をまとめた。姫路城大天守の修理見学施設「天空の白鷺(しら・さぎ)」やB級ご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」による集客効果が大きく貢献し、前年度の10年度に比べて105万1千人多い897万人(13・3%増)を記録した。
(中略)
手柄山周辺では昨年7月にリニューアルオープンした水族館に30万2千人が詰めかける人気ぶり。平和資料館も2万3千人で43・8%の増になっていた。
姫路城の大天守が覆われていますが、修理見学施設の人気で集客が持ち直しているようです。世界遺産そのものにも価値はありますが、世界遺産を修理することにも価値があると、改めて教えてくれた気がします。

スペインのサグラダ・ファミリアだって、ずーっと建設中で不完全な建築物ですが、人気の観光名所であり、世界遺産です。

完全なものにだけに価値があるわけではありません。廃線跡が天空に舞う姫路モノレールなど、姫路には不完全なものでも価値を認める余裕があるのかもしれません。
その結果として、一時は朽ち果てていた姫路城が、温存されてきた歴史があります。

今は姫路駅前も「修理中」。今しか見ることができない変わりゆく「不完全な」姫路駅周辺もぜひ見に来ていただきたいと思います。

そう言えば今日から姫路駅周辺で姫路ゆかたまつりが始まります。

姫路ゆかたまつり(wikipedia)
姫路市中心部(長壁神社・大手前通り・姫路城三の丸広場・大手前公園・城南公園)周辺で開催され、3日間で20万人以上の人出がある。会場一帯には800店近い夜店が出店し、数は西日本一とも日本一ともいわれている。
今年も姫路にたくさんの方に訪れていただきたいものです。

参考
姫路市が“逆転の発想”で金賞受賞。産業観光まちづくり大賞(372log@姫路)
もう一つの遺産。姫路モノレール(372log@姫路)
姫路の風景 ~姫路駅北~(372log@姫路)
姫路藩主もびっくり? ゆかたdeダンス(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:09Comments(2)観光