2012年01月12日

アジアの中でも日本は別格? 〇〇道を好むドイツ人

兵庫県立武道館姫路市延末

日本ではほとんど走っていない韓国車が、米国市場で上位に食い込み、韓国家電も世界市場と同様日本市場も席巻する勢い。
経済大国2位の座を奪われた日本市場は、インドや中国の熱い新興市場にとって変わられようとしています。

ところが、日本はこれまで「経済大国」として見られ過ぎていたと考えれば、現代は調整の時代なのかもしれません。

不思議の国ニッポンが、好かれる理由(Business Media 誠)
ドイツ人の多くが日本の「~道」に強い関心を抱いている。弓道柔道合気道などの武道はすでに広く知られており、私が住む街でも「BUDO Club(武道クラブ)」の師範を務めるのはドイツ人。西洋発祥のスポーツにはない精神修養の考え方や、礼儀を大切にする姿勢、記録更新よりも自分自身を磨き高めることに重きを置く考え方に共感するようだ。
(中略)
武道だけでなく華道茶道書道の人気も高い。よく街のカルチャースクールにコースが開設され、日本文化を知りたい人や、教養のひとつとして習い始める人が多い。
(中略)
アジア諸国を差別するドイツ人はまだまだ存在するのだが、そんな中でも日本は別格の扱いを受けている。その理由のひとつが「日本人の質」である。ドイツに住む日本人の多くはビジネスパーソン、学生、研究者など、まがりなりにも教養と社会常識を備えており、犯罪や深刻な社会問題を犯す割合は他国と比べて極めて低い。
先日のブログでローカルなものしか価値がなくなると書きましたが、日本には欧米にはなく、しかもアジアの他国よりも質の高いものがたくさん守られています。


市内のあちこちで武道に触れる機会が多い ~姫路市立総合スポーツ会館姫路市中地

「礼儀を大切にする姿勢」「記録更新よりも自分自身を磨き高める」なんて、世界を見渡しても、欧米でも希薄だし、中国に求めようとも思わないでしょう。

こう考えると、姫路最後のハコモノとも言われる・兵庫県立武道館の存在が光ります。
姫路に秘められた日本文化の良さが、グローバル社会でローカルな価値として重みを増し、その象徴のように思えてきます。

参考
トヨタ・ホンダ苦戦、現代は躍進6位 11年米新車販売(日本経済新聞社)
兵庫県立武道館(Wikipedia) - 兵庫県立武道館(ひょうごけんりつぶどうかん)は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内にある武道館。2002年に開館した。12面の大道場を有する国内最大の武道場である。(記事より) ← 世界中から日本を知るために人が押し寄せてもおかしくない。手柄山を日本文化の聖地に!
フランス人は文化財がお好き(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(2)文化