2011年10月23日

茨城空港、「ローコスト・エアポート・オブ・ザ・イヤー」を受賞

茨城空港

開港前は評価の厳しかった茨城空港ですが、最近はメディアも批判的なことをあまり言わなくなりました。

茨城空港 格安航空対応で表彰(YOMIURI ONLINE)
アジア・太平洋地域の航空市場を分析する「CAPA」(本部・オーストラリア)が選ぶ航空会社や空港に対する表彰で、茨城空港が格安航空会社(LCC)受け入れのために先進的な取り組みを行っている「Low Cost Airport of the Year」部門に選ばれた。国内空港での同部門の受賞は初めて。
(中略)
「LCCが台頭していくことにいち早く着目し、運航コストを抑える工夫を重ねてきた。我々の目指してきたものが評価され、感慨深い」とコメントした。
関東は極端に空港が少ない地域なので、成田羽田が逼迫。乗り入れたいのに乗り入れられない航空会社が存在します。

発着便数の割り当てに余裕が無いため1便あたりの座席数が多い大型機中心の運用を余儀なくされた航空会社は、地方便を飛ばす際にも搭乗率確保に四苦八苦するという悪循環がありました。

日本で最も多くの人が住んでいる関東地域に、空港が少なすぎることが、日本の首を絞めているのです。
まして茨城空港は軍用空港を民間開放するだけというお金のかからない空港なのですから、開港を疑問視する声がメディアから上がること自体、不思議でした。

ちば経済:スカイマーク、30日から就航 成田空港へ札幌、旭川、那覇路線 /千葉(毎日jp)
同社が参入する背景の一つに、成田の発着枠にゆとりが増している現状がある。B滑走路と誘導路の整備が進んだ結果、20日からA・B滑走路での同時離着陸が新たに始まり、年間最大23・5万回となる一方、昨秋の羽田空港再国際化によって国際定期便の一部を奪われたことなどもあり、実際の発着回数は年間20万回に届かないでいる。
発着枠にゆとりが出ればLCCの参入にも道を開くし、利用者にとってはいいことだらけ。

関空だって、2本目の滑走路ができたからLCC専用ターミナルなんていう話が出てきたわけです。
関東も関西も、深夜早朝も使える滑走路を一層充実させねばならないと思います。

横田の軍民共用化も、一体どうなっているのか?

参考
神戸便継続、中部・札幌便も開設。茨城が関東の拠点空港に(372log@姫路)
評価一変。「将来有望な」茨城空港、神戸便も運航開始(372log@姫路)
茨城空港絶好調。覚醒する関東人(372log@姫路)
茨城-神戸に定期便。日本の空を変える第一歩(372log@姫路)
大手旅行社「茨城空港は、成田や羽田よりいい立地」(372log@姫路)
日本にも、格安航空本格到来の予感(372log@姫路) - 茨城空港が日本を変えるかもしれません。(ブログより)

B-1グランプリ in 姫路 まで、あと20日
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)航空