2011年04月28日

エネルギー問題を一挙に解決? 光合成の構造解析

第19回 SPring-8 施設公開

電力不足など、暗い話題が多い中、エネルギー問題を解決する研究も行われています。

大阪市大教授らのグループが酸素発生の根幹部分の構造を解明、人工光合成に道筋(MSN産経ニュース)
植物や藻類が光合成で水を分解し酸素を発生させる根幹部分の仕組みを、原子レベルで解明することに、沈建仁(しん・けんじん)・岡山大教授(生化学)と神谷信夫(かみや・のぶお)・大阪市立大教授(構造生物学)のグループが成功し、18日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
(中略)
沈教授らが藻類からタンパク質複合体だけを取り出して純度の高い結晶を精製。これを神谷教授らが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)に持ち込み、構造を解析した。
エネルギー問題も、やはりスプリング8頼みなんですね。

さて、このとても頼りになるスゴイ施設を一般の人でも見学できる、第19回SPring-8施設公開が明後日30日に行われます。
同時に、SPrin-8を利用している研究者による科学講演会も実施。予約不要で入場無料。
当日は所内各所で様々なイベントが行われるようです。

参考
光合成酸素発生の謎を解明-神谷信夫教授(複合先端研究機構)らの研究成果がネイチャー誌に掲載(大阪市立大学)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)科学