2010年05月27日

姫路・広畑に救命救急センター、2012年度開設

新日鐵広畑病院姫路市広畑区

西播磨で2番目の救命救急センターが広畑に開設されることになりました。

はりまCU:12年度に救命センター、新日鉄広畑病院開設へ /兵庫(毎日jp)
現在、西播磨地域で救命救急センターに指定されているのは心筋こうそくなどの循環器系疾患に特化した県立姫路循環器病センター姫路市西庄)だけであるため、行政や医師会も新たなセンター開設を歓迎している。
(中略)
救命救急センターは一定地域ごとに県が指定するもので、まとまった病床数や救急医療スタッフの常駐などが条件。救急医療体制は(1)軽症患者を受け入れる1次救急(2)入院や手術が必要な重症患者に対応する2次救急(3)2次で対応できない重篤患者や大けがをした人を担当する3次救急--に分けられており、救命救急センターは3次の役割を果たす。
一方、但馬ではドクターヘリが大活躍。

ドクターヘリ出動 1日2.7件…兵庫・豊岡市(ヨミドクター)
ドクターヘリが兵庫県豊岡市公立豊岡病院に配備されて1か月になる17日、同病院は、出動件数が16日までの30日間で82件、1日平均2・7件となり、国内のドクターヘリで最多ペースの出動状況になっていると発表した。
119番の受信後、すぐに消防本部が要請する体制をとっているのが大きな要因。小林誠人・但馬救命救急センター長は「事故による外傷に関しては約20分後にはヘリが着く。医療行為を始めることができるまでの時間が短い、国内有数の地域になった」と述べた。
さらにドクターヘリが飛べない夜間や荒天時にドクタージェットを飛ばす計画も。

飛べ!ドクタージェット 全国初、8月研究運航 道内12空港へ(北海道新聞)
研究会設立を進める中日本航空(愛知)によると、機材は同社の9人乗り小型ジェット機を使用。離着陸は1500メートル以上の滑走路がある道内12空港に限られるが、ヘリの約3倍の速度で飛べるため各空港間を40~50分間で移動できる。機内の気圧が一定に保たれるため、ヘリ搬送より患者の負担も少ない。
ドクターヘリやドクタージェットが普及すれば、地方や過疎地のほうが、渋滞の恐れも無く救命率が上がるなんてことになるかもしれません。

せっかく離島を含めて全国に100の滑走路があるのですから、ドクタージェットもバンバン飛ばせばいいんじゃないでしょうか。

参考
救命救急センターの開設と新病棟建設について(新日鐵広畑病院)
ドクターヘリ 救急車より入院4~18日短縮(ドクターヘリニュース) - 「ドクターヘリは、救命の可能性を大きくするだけでなく、医療経済的にも十分見合うことがはっきりした」(記事より) ← 救急車よりもドクターヘリを飛ばしたほうが、結局は安くつくことも。
医者に出会うまでの時間(372log@姫路) - 過疎の町や離島など、緊急時のためだけに医者を配置することが困難であれば、緊急時には医者のほうをいかにスムーズに出向かせるかという視点は、もっと注目を集めてもいいと思います。(ブログより)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 00:00Comments(0)医療