2010年03月16日

播磨×神戸×奈良。阪神なんば線開通で、神戸の一人負け

阪神三宮駅

阪神なんば線開通一周年で、播磨奈良は乗客が増えたものの、神戸には効果があまりなかったそうです。

阪神なんば線開通1周年 神戸と奈良、観光で明暗(神戸新聞)
神戸・三宮から乗り換えなしに結ばれた奈良ではホテルの宿泊客が増えるなど「新線効果」が続くが、神戸は昨年5月の新型インフルエンザ感染確認以降は低調で、明暗が分かれた格好だ。
(中略)
一方で、山陽電鉄は好調を維持している。姫路明石など沿線と奈良方面との行き来は三宮などで乗り換える必要があるが、開通に伴う乗客9万6千人増、1800万円の増収見込みに対し、実際は約11万人増、3千万円の増収となった。
神戸のホテル、観光地関係者が「大きな効果はない」と首をかしげています。奈良の人は神戸に興味がないのでしょうか。
記事には、姫路や明石との行き来は増えたとあるので、神戸を通過しているのか?

2年前のブログで、神戸高速鉄道株を神戸市が売却し、神戸通過鉄道になるかもしれないと書きました。昨年4月に売却が実施され、なんば線開通の時期が重なりましたが、「神戸通過」は時代の流れなのでしょうか?

近鉄の社長が神戸乗入で飽き足らず、姫路進出に熱心なのも、奈良-播磨は歴史遺産などで相通ずるものがあるけど、神戸はちょっと違うと感じているのでしょうか。

さすがにインフルエンザの影響は、もう考えられないでしょうから、春にかけて状況を見守りたいと思います。

参考
阪神なんば線開通で、播磨-奈良の交流が活発に(372log@姫路) - 神戸空港の時もそうでしたが、播磨の利用が予想を上回っています。播磨の潜在力がいつも過小評価されているような気がします。
姫路まで特急アーバンライナー。近鉄ブランドを浸透させたい(372log@姫路) - (近鉄社長)「世界遺産を抱える姫路と奈良を行き来できるようなネットワークが理想だ」(神戸新聞記事より)
  

Posted by miki at 00:00Comments(4)観光