2010年03月02日

料理写真の掲示は、オープンマインドの目印

ソウルのご飯屋さん。外から見ても料理の写真だらけ

海外に行くと、言葉の壁があるため、ついついファーストフードや観光ガイドに頼ってしまうという人は多いのではないでしょうか。日本に来られるかたもやはり同じなのですね。

日本初!外国人向け「きちんとした英語メニュー」のある レストラン検索ガイド(インバウンドプレスリリース)
外国人の多くは日本人が日常利用するレストランに入りたい。しかし、言葉の壁を恐れ、二の足を踏む。結局、ファーストフード店、観光本に頼る事が多い。
旅先で入りたい店はファーストフード店や観光ガイドに紹介される店だけではなく、現地の人も行きたがるような美味しいお店であったり、「いい感じだな」「入ってみたいな」と思うような目の前にあるお店のはず。

播州日記:もったいない /兵庫(毎日jp)
姫路城の外国人観光客は増加傾向にあり、街を散策する人もいる。だが、市街地の商店街は多くが市民向けの店で外国語の案内は少ない。日本の食事や物品に興味がある人も、敷居が高く感じるのではないだろうか。外国語のメニューや値札を置き、少し案内を出すだけで入店する外国人は増えるはずだ。
外国語のメニューというとずいぶん大げさですが、まずはお店の前に、おすすめ料理の写真1枚と「Welcome」(歓迎します)と書くだけでもいいと思います。

さらに、今使っているメニューが日本語だけのメニューなら、いくつかの料理を写真に撮ったアルバムを用意しておき、日本語の不案内なかたに、メニューと対比して差し示してあげればいいと思います。

完璧な英語メニューを作っても、韓国人や中国人がみんな英語が堪能なわけでもありませんし、変に「この店の人は英語が堪能だ」と思われて英語でいろいろ聞かれても困るでしょう。

要するに、日本語のできないかたを拒絶していないんだという気持ちを表すことが大事。
その目印となる、料理の写真と「Welcome」の掲示。そういう気持ち、「オープンマインド」が人を呼び込むのだと思います。

P.S.
ドイツや中国などの大国じゃなく、その周辺のオランダや韓国のように、やや弱小な国に行くと、言葉に不自由な外国人観光客に対しても親切な印象を受けます。
播磨は気候や自然に恵まれてきた「大国」だからか、外から来た人にちょっとした親切心を積極的に見せず、損をしています。
ほんと、「もったいない」ですよね。

参考
ロンドンの空港で見た日本語(372log@姫路) - 姫路市内で、英語はまだしも韓国語や中国語の案内標識を見ることはまだ少ないですが、たった1枚の標識で、その国に親近感を持ったり、好きになったりすることもあるのではないでしょうか。(ブログより)
なぜ兵庫県は不自然に大きいか(近代姫路の財界・政界) - 、「神戸港を育て上げるためには播磨の税金を投入してやる。そのためには豊かな播磨を独立させるわけにはいかないんだ」(記事より)

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Posted by miki at 00:36Comments(2)食べ物