2010年01月17日

近大高専、移転交渉は名張から

名張市

姫路市が誘致を進めてきた近大高専ですが、近大は名張との交渉を優先するようです。

大学が消える:皇学館撤退 跡地利用 近大、名張を第1候補に /三重(毎日jp)
10年度末に撤退する名張市春日丘7の皇学館大学名張学舎の跡地問題で、近畿大学(東大阪市)は15日、学生減から経営難が続く熊野市の工業高等専門学校(近大高専)の11年3月末での撤退を正式に熊野市に伝え、名張市を移転先第1候補として具体的に交渉することを決めた。同市も跡地利用の誘致を近大に絞っており、交渉が成立すれば、11年4月に開校する予定。
姫路も最後まで諦めるべきではないと思いますが、駄目な場合のためにも次期候補を選定する必要がありそうです。

姫路は多くの大学が集まる京阪神に隣接するため、人口あたりの大学数は少ない気がします。
姫路の中心部に住んでる人は、それでも神戸に通学できますが、姫路の郊外や周辺市町に住んでいると神戸への通学は難しい。何だかんだで大学(または高等教育)進学をきっかけに他所に行ってしまうケースが多いのではないかと思います。

同じように人口流出に悩んでいたのが、かつての滋賀県でした。

Wikipediaより
多くの大学が集まる京阪神に隣接するため、かつては全国的にも大学の少ない県であった。しかし國松知事時代に県が活発な大学誘致活動を行ったため、2009年時点で10大学3短期大学が立地している。
滋賀県はいまや全国有数の人口増加率です。

滋賀県の人口が140万人を超えました(滋賀県)
市町別に人口の増減をみると、12市3町で増加しています。
最も高いのが、栗東市27.2%。次いで、草津市19.8%、守山市19.7%、愛荘町12.9%
と続いています。
今時、27%も人口が増えている市まであるのですね。

姫路と同じように京阪神との間に新快速が走る地域で、同じような悩みを抱えていた近江地域と播磨地域。
ここ数年の人口推移を見ると、播磨ももう少しなんとかできたんじゃないかと思ってしまいます。

参考
就職氷河期の例外? 就職に強い高専(372log@姫路)
佳境に入ってきた? 近大高専の誘致合戦(372log@姫路)
姫路市 vs 名張市。近大高専誘致で(372log@姫路)
関西学院も拡大路線へ?姫路出身・森下戦略(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)学校