2009年08月08日

医療先進国ドイツでも有名、テクノスジャパン。上場にも意欲

テクノスジャパン(姫路市)

世界に先駆けて重度障害者の意思伝達装置用スイッチを発売した姫路のベンチャー、テクノスジャパン。脳波や筋肉を動かす時に発生する微量電流を感知して、電気信号に変える装置で、電子機器のスイッチとして活用されています。
医療とは何の縁もなかった大西社長は、生体信号の書籍を読んでからたった2週間で試作品を作り上げたそうです。

【隠れた世界企業】生体信号を言葉に換える(日経ビジネスオンライン)
生体信号に関して、世界中の多くの研究者が論文を発表しており、障害がある患者やその家族の存在は十分に知られていた。だが、「そのメカニズムを使って障害者向けの製品を作ったのは、素人でしかなかった当社だけ。いくら技術を研究しても、それを活用できなければ本当の技術とは言えないのではないか」と大西社長は語る。
同社のヒット商品は、離床センサー。潤沢な看護師や介護士を配置できない病院や介護施設が増え、歩き出そうとする高齢者が転んで骨折する事故が増えているそうです。

医療とは何の関係がなくても、素人でも、チャンスはある。また医療費が削減されるから開ける市場もあるんだなと思いました。

参考
諦めないで下さい!「マクトス」があります。(372log@姫路) - 「アメリカのマネーゲームに乗ってはいけない! 近づいてもいけない! 株式や土地やビルを転がして、金を得るのはまっとうな仕事ではない。確かに、それは儲かる! しかし、ただそれだけの話である。そこから、人々が豊かになったり、文化が熟成されたり、それは絶対にない。」(ブログでの引用記事) ← 4年前に引用した大西社長のお話ですが、世界不況になった今読むと、重い言葉ですね。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業