2009年07月20日

高速道路無料化、来年度から実施。民主党公約方針

中国自動車道

民主党は、(政権をとれば)来年度から高速道路無料化を実施するそうです。幸か不幸かETCを入手していない人は、夏休みシーズンを迎えて益々悩んでしまいそうです。

首都高・阪神除き高速無料化 民主公約、来年度から実施(asahi.com)
民主党は16日、衆院選のマニフェスト(政権公約)に掲げる高速道路の無料化について、首都高速阪神高速など交通渋滞が激しくなる路線を除き、政権に就けば来年度から実施する方針を固めた。利用量の少ない地方から始め、需要の状況を見極めながら対象を広げていく。
播磨で言えば、山陽道中国道播磨道は即時実施して欲しいですね。

日本で一番交通量が少ない播磨自動車道は、当選確実だとは思いますが、忘れられている恐れがあるので、あえて強調しておきます。
何が行政の無駄だと言って、立派な高速道路があるのに、それを使わずに下道を走るほど無駄なことはありません。

財源をどうするのかと言われますが、高速道路無料化の発案者・山崎養世氏は日本の財政を心配するからこそ高速道路の無料化を言い出したのだと言います。

「誰が政権を取っても大差はない、まずは高速道路を無料化せよ」フィナンシャルジャパン平成20年11月号)
高速道路無料化を私は以前から訴えていますが、その真意は40兆円の借金返済です。今のうちにこれを返しておかないと、将来取り返しがつかなくなる。今後は高速道路は借金でなく、一般財源でのみ造ることです。
私なりの解釈では、使われもしないものを借金して造り続けては大変なことになる。この悪循環の息の根を止めようということです。

高速道路無料化の財源論について、民主党があまり明確に言わない・言えないのは、この政策が道路財源全体の減少に直接効く「効果的な」歯止め策だからではないでしょうか。
地方の公共事業関係者にしてみれば、「クルマが走ろうが走ろまいが、道路を造りたいんだ」といったところでしょうし、民主党議員と言えども地元に帰れば道路を造って欲しいという「国民の声」があるんじゃないでしょうか。

雇用対策の意味も含めた道路事業なら、せめて「使えない」高速道路じゃなくて、使える無料道路にしておいて欲しいし、空港や港を有効に活用するような道路整備など、やることはいっぱいある気がします。
やっぱり地図に高速道路の線を描いて、「これは俺が造らせたんだ」と言いたい人がいるんでしょうか。
使われている道路を太く地図に描くようにルールを変えたら、恥ずかしくてそんなことを言う人が減るかもしれませんが・・。

あと、山崎氏が書かれている中に、高速道路を無料化すれば地方の土地の安いところに企業がどんどん進出するとあります。
私は経営者じゃないので分からないのですが、それって本当なんでしょうか?

「地域による」と思います(笑)

総選挙もあるし、来年どうなってるか分かりませんが、どんな状況になろうとも、ともかく皆さん、頑張りましょう。

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります
  

Posted by miki at 00:00Comments(12)クルマ