2009年07月12日

ミニ氷河期到来の可能性。朝日や毎日も騒ぎ始めたぞ



昨年11月のブログで、太陽に元気がなくなりつつあるという話題を書きましたが、依然としてその傾向が続いているようで、朝日や毎日も騒ぎ始めました。

弱る太陽 活動200年ぶりの低水準(asahi.com)
太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。
(中略)
国立天文台常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。
依然として黒点が減っていて、今後、仮に再び黒点が増えても、太陽は活発にならないと考える研究者が多いようです。

科学 弱る太陽活動 黒点減ると気温が下がる?(毎日小学生新聞)
前回、黒点が減ったのは1996年。とすると、今ごろは黒点が増えているはずなのですが、昨年から今年にかけて、黒点がゼロの日が続きました。最近、少し出てきましたが、それでも、まだ少ないようです。
太陽活動がこのまま弱いままだと、地球の気温が下がるのではないかと心配する声があります。
古くは縄文前期には温暖化し、海岸線が陸地にまで入り込んでいたのですが、縄文中期後半以降、気候が寒冷化し、海岸線が後退します。
続く弥生時代には、こうした海岸の後退で陸地となったところが絶好の耕作地となり、稲作文化を支えたと見られます。(参考 弥生ミュージアム

つまり、今後温暖化するのか寒冷化するのかは、将来を見る重要なポイントだし、また人類は過去においてもこうした自然現象に対応してきています。
例えば「寒冷化=恐竜の絶滅」と言った極論に走るのではなく、変化はチャンスと捉えて対応していきたいですね。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)科学