2008年04月27日

西向け西!東京ではなくアジアに目を向けよ

松下電器産業プラズマテレビ

本社が大阪府門真市にある松下電器産業ですが、首都圏強化の流れは止まりません。

「R&Dセンター」を東京と神奈川に新設 松下電器産業(FujiSankei Business i.)
松下電器産業は31日、首都圏のR&D(研究開発)体制を強化するため、東京神奈川県に「東京R&Dセンター」を4月1日付で新設すると発表した。中村邦夫会長が社長就任時から進めてきた構造改革が完了して以降、本社直轄の研究開発拠点を首都圏に設置するのは初めて。
(中略)
センターの人員は200~300人になる見通しで、大阪府門真市周辺の本社R&D部門や、携帯電話子会社などから配置転換する。横浜市を中心に、東京都品川区横須賀市(神奈川県)などにも拠点を置く。
尼崎や姫路に工場投資はするけど研究開発は首都圏にシフトなのですね。
しかし、関西とのお付き合い担当の「関西代表」ポストを設置しました。

松下「経済団体・自治体と関係密に」──新設の関西代表、福島伸一氏に聞く(NIKKEI NET Kansai)
「経済団体では、関西経済連合会の松下正幸副会長をサポートしつつ、ほかの団体からも声がかかれば役に立ちたい」
「自治体との連携はこれまでもやってはいたが不十分だった。兵庫県では尼崎のプラズマ工場に続き、姫路の液晶工場に3000億円を投じる。和歌山県では電池工場を増設し、滋賀県には(白物家電の)松下ホームアプライアンス社が本社を移した。拠点の集積も踏まえ、今以上に自治体と密接にコミュニケーションをとりながら事業を発展させる方向を目指す」
これって、姫路商工会議所姫路経営者協会が声をかければ入りますってことですかね?
行政に対しては、
関西は東京ではなくアジアに目を向けて『打って出る』ことが大事だろう
とのこと。アジア進出の拠点は地政学的に言って、姫路でしょう。関西空港の3本目の滑走路は、混雑して便数を増やせない大阪湾を避けて姫路に!

参考
松下電器(株)の本社訪問(姫路市長の日々想)
松下に補助金がいるのか(ひめナビブログ)
松下電器・大坪社長「尼崎、姫路の工場は大切」(神戸新聞)
アジアの観光ビッグバン。大阪湾上空、混雑激化へ(ひめナビブログ)
松下、薄型TV販売4割増計画──08年度1100万台、世界3位狙う(NIKKEI NET Kansai)

姫路菓子博2008終了日まで、あと14日

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業