2008年01月06日

昨年より楽をして、昨年より高い成果を上げる

東芝姫路工場(太子地区)周辺(播磨太子町

新年早々、毎日新聞を読んでいたら、「今年こそ良い年に」という表現がありました。「昨年はさんざんだったから、今年こそ」というのは、マスコミが毎年言っていることで「またか」と思います。
さっき、朝まで生テレビの新春特番の録画を見ていたのですが、「昨年は、日本で最も有名な饅頭の問題が・・」などと言ってました。
これも、考え方次第では、「何十年も隠れていた問題が昨年ついに発覚して、とても良い年だった」と言うこともできるわけです。中国製品の問題が発覚して、「安いからといってなんでもいいわけではないということがわかって、とても良い年だった」んですね。
とはいえ、昨年に増して今年は楽しみが多いです。

例えば、松下電器日立キヤノンと協同で姫路に工場を造るかもしれないという話。
誘致候補地の出光興産跡は山陽電車妻鹿駅から近いから、直通特急を停車しないかなぁ(近所にサントリーキッコーマンの工場がある荒井駅は特急停車の構想があるようです)とか、
液晶テレビ分野で敵陣となった東芝が、SED工場用に整地していた太子の土地を有効活用する発表があるんじゃないかなぁとか。
これまで何回も凍結されたり撤回された姫路だからこそ、実際に決まったら喜びもひとしおですよね。

昨年はさんざんな年だったというかたもいると思いますが、年も明けたことだし「ほんまにそうやったんやろか?」と考えると元気になるかもしれません。
播州信用金庫(姫路市)の和田長平さんは、講演で「今よりも楽なこと、楽しいことのために頑張ろう。無理しない」という経営哲学をお話されたことがあります。

「逆張り」発想で独自の戦略を創造する:播州信用金庫・和田理事長の講義から(上田義朗セミナー)
ほとんどの都銀が「コスト削減」を追求していたときに、播州信用金庫は「収益拡大」を選択した。この「逆張り」の発想が、全国の信用金庫の中で有数の高収益と好待遇を可能にした。このような「逆張り」発想は、和田理事長の歴史観または人生観に起因しているように思われる。
「目指すべきは昨年より楽をして、昨年より高い成果を上げること」。これは人類の歴史でもある。このように和田理事長は述べられる。

人の考えないこと、逆を行く発想。異なる表現や見方。
こういうことをするためには、まず世の中の大勢はどうなのかを知ることも必要。そのためにテレビや新聞に目を通すことも必要だと思います。
自戒もこめていうと、新聞やテレビで言ってることにやたら文句ばかり言ってもしかたがありませんね。そういうもんなんですから。

参考
また当て馬?姫路が世界2位の液晶工場候補(ひめナビブログ)
荒井に特急停車(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)マスメディア