2007年09月07日

国道2号線に乗り入れる姫新線(?)

国道2号線拡幅工事(姫路市西今宿

国道2号線・青山-今宿間の拡幅工事のうち、今宿付近の工事が進められています。ここが終わらないと、今宿交差点西行きの渋滞や日赤前の東行き渋滞が解消されません。バスだけ優先させるにしても片側一車線だけでは困難ですし。
ただ、拡幅して国道2号線がスムーズに走れるようになれば、クルマはできるだけ国道2号線を経由するようになるので、再び交通量が増加します。渋滞すれば優先されるはずのバスも渋滞に巻き込まれてしまいます。それじゃあと言って再び片側3車線に拡幅するのが本当に正しいことなんでしょうか。

ところで、環境にも優しく街の活性化にも繋がるとされるLRT(ライトレール)が話題になります。
LRTはコストがかかるので、全国的に見ても際立って進んでいるとは思えません。
LRT日記というサイトには、交通事業に失敗した都市として、姫路が紹介してあり、「こんな過去がある姫路市にもLRTの計画があります。」と書いてあります。

姫路でのLRTの計画(松岡肇)にもいろいろな案がありますが、個人的には、姫新線播磨高岡から国道2号線、大手前通りを経由して姫路駅前まで乗り入れるという案を持っています。

ただ、姫新線が元々電化されていないので、電池式路面電車にする必要があります。ヨーロッパでも郊外では高速運転し、街中ではゆっくり走るというのはありますし、姫新線の利用者も姫路駅だけで降りれるより、大手前通りやいくつかの途中駅(停留所)で降りることができるのは、必ずしも悪いとは思えません。むしろ列車の頻度を増やすことができるなら、そちらのほうが好ましいでしょう。

姫新線は、以前は急行が走ったりしていたのですが、いまは長距離輸送を上郡経由のスーパーはくとに取られてしまって、純粋な鈍行専用路線になっているので、大きな問題はありません。単独で盲腸のような路線を敷設しても存続は困難ですが、そういう心配はやや減ります。

参考
電池式列車で行こう(ひめナビブログ) - 来年の電池式路面電車実用化を目指しています。
富山ライトレール - JR線をLRT化した事例。ただしこちらは元々が盲腸線のような存在だったものを全線LRT化したというもの。初年度は黒字だったそうだ。

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Posted by miki at 19:52Comments(4)鉄道