2007年04月10日

上海にも「スプリング8」

夜景の綺麗な上海外灘

昨日は伊勢姫路城をつくる人がいるという話題でしたが、中国では播磨が誇る「スプリング8」(播磨・佐用町)を上海に建設しています。

中国版「スプリング8」、上海郊外で建設進む(asahi.com)
中国・上海市郊外で、放射光と呼ばれる特殊な光で分子レベルの微細な物性を探る大型実験施設「上海光源」の建設が進んでいる。
(中略)
高エネルギーの電子を円形の軌道上に回して放射光を取り出す加速器の一種で、日本の「スプリング8」(兵庫県)や欧米の「第三世代」と呼ばれる巨大施設に肩を並べる能力を持つ。新素材の開発やたんぱく質の構造解析など、幅広い活用が期待できるほか、恐竜の卵化石や漢方薬の成分分析など独自の利用法も検討されている。

播磨には空港がまだないので、日本の研究者でも上海に行ったほうが放射光施設の利用が便利になるかもしれません。福岡-上海なら90分で行けますし。

播磨空港を凍結している間に、国際空港のある上海の浦東新区に放射光施設を建設する中国の政策は、日本のちぐはぐな航空政策に対する皮肉としか思えません。

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Posted by miki at 00:00Comments(2)科学