2006年09月29日

財政火の車・神戸市がもたらす福音

 姫路-大阪間・直通特急山陽電車

山陽電車で姫路から大阪に行く場合、乗り換えはしませんが、3社(山陽、神戸高速阪神)の路線を通ることになります。
運賃も3社それぞれの金額を足し合わせた額になるため、1社を利用する場合に比べ、割高になる場合があります。
また、車両を持たない神戸高速鉄道は、車両を持つ山陽電鉄や阪神電鉄に1つでもたくさん自社駅に停車してもらいたいと考えるのか、神戸高速鉄道線内は停車駅数が多くなり、所要時間がかかります。
しかし、関西私鉄再編成の動きや神戸市の財政事情が、状況を変えるかもしれません。

<連載>統合発車【中】 相乗効果、知恵と時間が必要に(YOMIURI ONLINE)
阪急が阪神などと共に出資する神戸市の第3セクターである神戸高速鉄道を買収し、阪急阪神ホールディングスの路線網強化につなげる可能性も指摘されている。既に、神戸高速へは、阪急が三宮西代、阪神は元町―西代のそれぞれ約5キロ・メートルの区間を乗り入れている。取得すれば、運賃引き下げなどで利用者の利便を高めることもできる。
神戸市が株主の神戸高速鉄道を阪急阪神が買収すれば、直通特急に運賃面と所要時間で影を落としている1社(神戸高速鉄道)の存在がなくなり、姫路〜明石や大阪の人々は喜ぶでしょう。財政火の車・神戸市も、第3セクターはどんどん整理していきたいでしょうから、みんなハッピーです。

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Posted by miki at 22:44Comments(0)鉄道