2006年04月14日

仰天!阪急と阪神がグループに? その時山陽は



具体的な話はないと、阪急阪神はコメントしていますが、村上ファンドが45%保有する阪神電鉄株の引受先として、阪急ホールディングスが浮上しているとの報道。

村上ファンド保有の阪神株、引受先に阪急HD浮上(日経ネット関西版)

阪急神戸線と阪神電鉄本線は、歴史ある競合路線。しかし近年はJRアーバンネットワークの独り勝ち状態で、阪急と阪神はスルッとKANSAIで提携関係にあります。

JRが民営化されるまで、大阪-神戸間と大阪-京都間は、私鉄同志が争う競合区間として有名でした。しかし、大阪-京都間はもともと京阪電鉄が独占。現在の阪急京都線は、京阪電鉄の子会社・新京阪鉄道の路線でした。

wikipediaより、

京阪では、阪神間において阪神電気鉄道の阪神本線と阪神急行電鉄(阪急)の神戸線が激しい乗客獲得競争を繰り広げているのを見て、自社の保有する京阪本線に対して同じ事が起こらないよう、淀川左岸に高規格新線を敷設する計画が当時いくつかの会社から出されている中、京阪自身でも免許の出願を行った。これが認められため、その敷設を行うための子会社として新京阪鉄道が設立されたのである。



同じグループ会社が並行する2本の路線を走らせるというのは、京阪間ではすでに実施済みのことなのです。

とすると、阪神間でも十分可能性があり、例えば「阪急タイガース」実現の可能性もあるわけですね。

直通特急(姫路ライナー・大阪ライナー)どうするんでしょうね。阪急は、山陽電鉄の乗入れに消極的で、須磨浦公園までの乗入れを止めてしまいました。逆に阪神は、単独だと路線が短く発展性がないこともあってか、山陽姫路まで乗入れた経緯があります。

阪急は、独自のマルーンの車両に拘ってみたり、純粋志向のところがあって、相互乗入れに熱心ではありません。そのおかげでどの列車も梅田で寸止まりで不便。首都圏では考えられないことです。(参考 首都圏の空港アクセス

阪急グループは、鉄道経営にあまり興味がないようにも見えるので、直通特急も止めてしまうかもしれません。また逆に、興味が無い故に現阪神電鉄本線はそのまま放置、直通特急もそのままということもありえるでしょう。

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Posted by miki at 00:06Comments(10)鉄道