2005年11月15日

日本にも低運賃の嵐?



米航空2社、破産法を申請・値引き競争や燃料高響く(9月15日、日経ネットより)

米航空業界3位のデルタ航空、同4位のノースウエスト航空は14日、それぞれニューヨーク州の連邦破産裁判所に米連邦破産法11条の適用を申請し、会社更生手続きに入った。格安航空会社との値引き競争などで収益が悪化、これに原油高に伴うジェット燃料の急騰が加わり経営が破綻した。米航空業界は大手7社のうちユナイテッド航空、USエアウェイズを含め4社が破産法の下で運航を続ける異常事態に陥った。

航空運賃の値引き競争はアメリカだけではありません。

低運賃の嵐(航空の現代)より

世界の航空界で、格安エアラインが猛威をふるっている。アメリカに発生した低運賃旋風は、近年ヨーロッパに及び、アジアでも強風となって吹き始めた。幸か不幸か、日本はまだ微風にととどまっているが、世界的な旋風にいつ巻きこまれるかもしれない。

ここでは、格安航空会社の米国のサウスウェスト航空やジェットブルー航空が紹介されています。

さて、「微風」と表現されてきた日本ですが、

空の価格破壊 スカイマーク 格安で先手(神戸新聞)

スカイ社の西久保慎一社長自身、「ドリンクなどサービス廃止は、米サウスウエスト航空が真っ先にやった。価格引き下げ効果が大きい長距離路線への集約は、米ジェットブルー社の手法」などと述べ、詳しく研究したことを認めている。

ANAの山元峯生社長はスカイ社の動向に「驚いている」と述べる。

ANAJALも、いますぐにはスカイマークエアラインズの価格に追随できそうにありません。日本以外で起きている世界の常識が、日本でも始まろうとしています。

参考
東京・品川まで11,670円(372log@姫路)
金が無いから飛行機を使う(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:02Comments(2)航空