2005年11月10日

十津川警部 姫路・千姫殺人事件



講談社ノベルスの同名作品が、この度、文庫化されました。

西村京太郎十津川警部 姫路・千姫殺人事件」(講談社文庫)

千姫の末裔だという美女が、骨董鑑定番組に打かけを出品したところ、問い合わせが殺到。だが彼女に近づく者は次々と不可解な死を遂げた。再び懐剣をもって出演すれば、さらに恐ろしい事件が…。気品あふれる美しさの陰に何があるのか。十津川が暴いた哀切きわまる真相とは。


舞台は姫路、京都、東京の3都市。作者の西村京太郎さんはトラベル・ミステリーの舞台に、金沢、会津、長崎など、歴史がその風土のベースにある街を選んでいます。
姫路に住む千姫の末裔という美女。気品にあふれ、ぞくっとするような現代の千姫を一度見てみたい気がしました。面白くて一気に読んでしまいました。

P.S.
小説より・・

世が明けて、午前6時近くなってやっと、近くを散歩する老人が車の中で死んでいる男を発見して、110番した。
場所は、姫路城の西を流れる夢前川のほとりである。
近くを、JR山陽新幹線が走り、姫路バイパスも通っているのだが、ここは、エア・ポケットに入ったみたいに、ひっそりしている。


「そういやそうだなぁ」と妙に納得。

参考
愛とロマンの「千姫の小径」(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:28Comments(4)文化