2005年06月12日
播磨からノーベル賞も
播磨研究所 今後の展望(理研ニュース)
によれば、播磨からノーベル賞が出る可能性が、かなり具体的になりつつあるようです。
理化学研究所は埼玉県和光に本所を持ち、物理学、化学、工学、生物学、医科学など基礎研究から応用研究まで行なう日本で唯一の自然科学の総合研究所で、三日月町(今年10月から合併して佐用町の予定)に播磨研究所を持ちます。
膜タンパク質の一種で、網膜で光を受け取るロドプシンの構造を宮野雅司主任研究員らが決定し、2000年に『Science』の表紙を飾りました。その論文は、2005年3月時点で、約1200回も引用されています。今後、引用回数はどんどん増えていくでしょう。ホルモンや薬剤の多くは膜タンパク質に作用するので、ロドプシンと同じような仕組みが働いていると考えられ、薬学や基礎医学の分野で大変注目されているからです。引用が3000回を超えると、おそらくノーベル賞の声が掛かるでしょう。
大型放射光施設SPring-8は、要するに世界最高の顕微鏡。これでしか見ることができないもののうち、何を見て、何を発見するかによっては、ノーベル賞の可能性もあるということです。放射「光」装置と言っても、必ずしも「光」とは関係ありません。
P.S.
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