2004年11月03日

市町村分割案

神戸市西区の農業(農都共生ネット神戸より)

安富町に本籍をお持ちのijigengazou さんより、市町村合併に関するコメントをいただきました。
合併を望んでる人って、そんなにいないんじゃないかという内容。

少子高齢化で国も地方も財政が大変だから、行政を効率化しないとやっていけない。だから、市町村の数を減らして行政をスリム化していこうというのが、今回の市町村合併推進の(本音ベースの)理由です。

しかし、果たしてそうなのか?
たとえば神戸市を見てみると、150万人もの人口を抱えていますが、その生活は多岐に亘ります。

北区や西区の農家の顔、東灘区などの大阪の衛星都市の顔、中央区の行政・港湾都市の顔、西区や長田区の工場の町の顔。
さまざまな顔、さまざまな暮らしや文化があるのに、それを無理やり一つの行政区で括っています。

まして、神戸市は旧播磨国(垂水区と西区)、旧摂津国(その他)の2つの国に跨っています(参考 播磨とは)。こういう文化も歴史もまるで違う地域を一つに無理やりまとめた最たる例が、現在の神戸市です。

神戸市が財政再建団体転落間際というのは有名ですが、市町村合併を単なる行政効率化目的でやろうとしても、神戸市と同様の危険を感じます。行政が効率化するどころか逆に非効率になり、財政を圧迫しかねません。

田舎には田舎の暮らし、都会には都会の暮らしがあります。播磨の文化と摂津の文化も異なります。何でもかんでも無理やり引っ付ければ、行政が効率化するなんてのは、説得力がありません。

むしろ、神戸市のようなところは、分割すべきと思います。

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Posted by miki at 22:30Comments(3)政治

2004年11月03日

クリスマス産業



台風だ地震だと騒いでるうちに、ふと気がつくと11月。そろそろ年の瀬も視野に入ってきました。
年の瀬と言えばクリスマスですが、クリスマス産業というものがあるのをご存知でしょうか?いわゆるクリスマスの時に使う装飾品を製造する産業ですが、実はこの産業のメッカが兵庫県です。しかも全国出荷量のシェア7割以上というから驚きです。

日本のクリスマス産業の歴史は戦前から。40年前クリスマスの風習が庶民に定着し始めた頃、品質の良さが欧米で評価され、世界一のクリスマス製品輸出国になったそうです。

中でも姫路にある中城産業は、業界で初めて直販ネットショプを開くなど、マスコミでも有名(今年の9月朝日放送で紹介分)です。

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Posted by miki at 00:01Comments(0)企業