2018年04月12日

明石だけ、人口が増える理由

病院施設も充実!(笑顔のタネあかし)より

コンパクトで充実しているから魅力ある明石。というと、そういう言い方は確かにできます。

「洗濯物よく乾く」明石PR…関西で降水量最少(YOMIURI ONLINE)
市シティセールス課が今年1月に作成した冊子「明石で家族になる」には、神戸や大阪への通勤のしやすさや、中学卒業までの医療費無料などの目玉施策に加え、市内の穏やかな気候もアピールしている。
ただ・・、天気でも何でも、魅力を見つけてPRするのは微笑ましいのですが、データの出し方がどうなんでしょうか。
同じ瀬戸内海式気候で、近所の姫路とそれほど差があるとも思えない。山間部の降水量が入っていないだけなのでは?

明石が神戸や姫路と違うのは、市域です。
明石が海岸線の平野部がほとんどなのに対し、神戸や姫路は海岸線の平野部もあるけど、北部の山岳部も市域に含まれています。

神戸市は人口が減っていますが、北区など山岳部の減少が多く、海岸沿いの中央区は人口増加。
姫路市も北部のほうが南部よりも人口はより減っている。

明石は南部の海岸沿い市域の割合が多いので、平均すると人口が増加になります。

病院施設も充実!(笑顔のタネあかし)には、病院施設が充実している根拠として、面積あたりの病院の数を姫路や神戸と比較しています。

ただ、市の総面積で比べているとしたら、少し眉つばです。

姫路市
総面積 534.47k㎡
可住地面積 227.62k㎡ - 総面積の 43%

神戸市
総面積 557.02k㎡
可住地面積 331.58k㎡ - 総面積の 60%

明石市
総面積 49.42k㎡
可住地面積 47.37k㎡ → 総面積の 96%

可住地面積というのは、人が住める面積のこと。
明石は、市域のほとんどどこでも住むことが可能。

病院の数は、自分が住んでる地域の近所にあるかないかが最も意味ある数字。
人の住めない土地に病院は不要なので、(不可住地を含めた)総面積あたりの病院数を比較しても、実態と離れるのでは。
(そのへんを補正すると)神戸と明石は同じくらい。
姫路は確かに少ないですが、表ほどの差はない気がします。

過去には神戸に合併されそうになっても抵抗し、平成合併でも、どことも合併しなかった明石。
結果としてコンパクトシティ明石となり、人口が増えている。

統計上の遊びの部類なのか、それとも少子高齢化凝縮社会を予見していた先進都市なのか。

そんなことは横においても、明石の玉子焼きは美味い。

参考
続く神戸市の人口減少。自然減が顕著(372log@姫路) - 神戸市の人口が減っているといっても、中央区はかなり増えています。(ブログより)
神戸の人口減少問題を記事にする産経(372log@姫路) - 行政区分で区切ると、××市が増えて××市が減るなんてことになりますが、基本的には郊外から都心への集住現象。(ブログより)

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