2017年11月03日

特殊な規制を50年も続けた結果

岡山理科大学岡山市

いよいよ四国にも獣医学部が開設されることになりました。

加計獣医学部認可へ 設置審、改善計画を評価(東京新聞)
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で計画する岡山理科大獣医学部の新設を認めるか審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会の専門家会合が二日開かれ、学園の改善計画を評価する意見をまとめたことが分かった。来年四月の新設が認可される見通しになった。
そもそも私立大学の学部新設申請を、原則認めて来なかったこと自体が特殊。

加計学園「半世紀ぶり獣医学部」は不要か(プレジデントオンライン)
当時は極めて低かった獣医師の社会的地位と収入の改善のために、獣医師総数を少なめにしておくことが得策という考えがあった。この方針を実現するために日本獣医師会は政治・行政に働きかけ、文部省は1979年に獣医学の入学定員をこれ以上増やさないことを決めた。こうして、その後、半世紀にわたり獣医科大学の新設も入学定員の増加もないという「岩盤規制」が始まった。
(中略)
山本幸三地方創生大臣は5月30日の会見で加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、「長年にわたって新設を認めなかったことで、残念ながら日本の獣医学部の質は落ちている」と発言した。
(中略)
獣医科大学全体の志願倍率は15倍を超え、私立大学に限れば20倍に近い。黙っていても受験者が集まってくるのであれば、大学は教育改善の意欲が高まらないのは当然のことだ。その結果、欧米のレベルからはるかに劣る教育システムが長年にわたって温存されている。
そんな特殊なことをだらだら50年も続けていることこそ問題。
結果として、獣医学部の質が落ちてしまった。

加計学園の報道されぬ真実、黒幕は総理・官邸・内閣府ではない!(ダイヤモンドオンライン)
加計学園の獣医学部新設がなしになったら、最も喜ぶのは日本獣医師会と自民党の族議員の人たちです。普段は安倍政権に対して「成長戦略が中途半端」「改革が遅い」と批判しておいて、その一方で今回の件では結果的に既得権益側に加担するというのは意味不明です。
メディアも頓珍漢で偏った報道が目立ちます。

加計学園「半世紀ぶり獣医学部」は不要か(プレジデントオンライン)
文科省にメールがあったとか、忖度があったとかの議論も必要なのかもしれないが、以上のような獣医界の大きな問題にも国民の目が向くことを願っている。
獣医学部にしろ医学部にしろ、政府が申請を認めないなどという特殊な規制は止めてもらいたい。

参考
資格を生活保障ラインにすると、世の中の進歩が止まる(372log@姫路)
獣医学部、医学部。つくりたい大学にはみんなつくってもらったらいい(372log@姫路)

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