2008年05月22日

驚愕の第三セクター。智頭急行、過去最高の営業収入

智頭急行スーパーはくと

第三セクターと言えば赤字に苦しむというイメージがありますが、過疎地を走り、旧国鉄も建設を見限った路線を引き継いだ第三セクターの鉄道会社が高収益を上げ、全国的にも注目されています。

智頭急行 過去最高の営業収入(日本海新聞)
智頭急行の2007年度決算で、営業収益は過去最高の32億円3600万円。20日の取締役会で報告された。3年連続で株主配当がある。
赤字どころか、3年連続で配当までしているのですから、世の中捨てたものでは(?)ありません。
智頭急行は上郡から智頭鳥取県)まで60キロの単線で非電化路線のみを持つローカル鉄道。沿線は人気(ひとけ)も有名な観光地もなく、同じ60キロの路線ですが、多くの住宅街と播磨工業地帯を走る複線電化の山陽電鉄に比べても、環境面では悲惨の一語につきます。

ところが智頭急行は、この非電化、単線というインフラに対して高額な投資(電化、複線化)をせず、高性能振り子機能付きディーゼル特急車両の購入という形でお安く(23億円)高速化を実現しました。このディーゼル特急「スーパーはくと」は、JR京都-大阪-姫路-上郡-智頭-鳥取-倉吉間を最高時速130キロで高速運転し、自線内の特急料金に加え、JR西日本に車両を賃貸する事でも収益を稼いでいます。

JR山陰本線を利用した京都-鳥取間よりも智頭急行経由だと距離は長いものの、時間は1時間も短縮しています。

従来の延長線上で発想するのではなく、視点を変えることがいかに大事か。姫路市内でも快走する「スーパーはくと」を見かけることがありますが、その度に思い出したいと思います。

参考
経営における「株主配当か?内部留保か?」の究極の決断とは? - 本来鉄道事業の収入の根幹で有るはずの輸送人員も少なく輸送密度も少ないのに、中堅民鉄並みの売上が有るという効率の高い経営が、智頭急行の黒字・経営の好調の秘訣で有ると言えます。(記事より)
姫新線を世界最先端にする秘訣(ひめナビブログ) - 播但線に続き、加古川線が電化になり1年が経ちました。さて、何かいいことがあったのでしょうか。利用者がぐんと増えたのでしょうか?(ブログより)
乗り継ぎ早見表(智頭急行) - 3月のダイヤ改正で、姫路での「のぞみ」乗り継ぎを強化。

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