2015年01月10日
地方の医師不足はドクターヘリで解消?
兵庫県ドクターヘリ(兵庫県立加古川医療センター)リーフレットより
ヘリコプターに医師が乗って救急医療を行うドクターヘリが、世界的に普及しています。
世界主要国の救急拠点と配備密度(救急ヘリ病院ネットワーク)
世界の先進的な国々では、ヘリコプター救急が日常的におこなわれています。播磨でも一昨年導入され、平均すれば毎日1件のペースで救急ヘリが飛びました。
(中略)
いま日本では医師不足と医療過疎を嘆き、救急医療の危機を叫ぶ声が高まっています。これらの問題は世界の先進事例に照らすならば、ヘリコプターによって相当程度に軽減し、解消されるはずです。
ドクターヘリ運航1年 実働360件、救命に一定の成果(神戸新聞NEXT)
兵庫県立加古川医療センター(加古川市神野町神野)は、昨年11月末に運航を始めた「ドクターヘリ」の1年間の利用実績をまとめた。出動要請があった429件のうち、離陸前後のキャンセルを除いた実働は360件。現場出動を疾患別にみると、外傷が65・5%で最も多かった。また、ヘリコプターと飛行機の利点を合わせたティルトローター民間機が、再来年に実用化されます。
あなたの知らないドクターヘリの色々(航空の現代)
ティルトローターは、同じクラスのヘリコプターにくらべて速度は2倍、航続距離は3倍ほどで、垂直離着陸も可能。広い地域の救急には最適の航空機です。兵庫に導入されるかはわかりませんが、カバーできる範囲が広がるので関西連合などの広域型には向くかもしれません。また、広域をカバーできれば拠点数を減らすことができ、財政負担を軽減できる可能性もあります。
(中略)
イタリアのアグスタウェストランド社で民間向けティルトローター機の開発が進み、現在、試験飛行中です。オスプレイよりも小さく、操縦席は前方2席、客席は主キャビン9席という大きさで、AW609と呼んでおります。2017年には実用化の見こみです。
(オスプレイに見られるように、メディアや左派系の政治家が不安を煽って導入を妨害するかもしれませんが・・)
そのうち、「昔は救急車が通るためにわざわざ道路を空けていたよなぁ」という時代になるかもしれません。それこそ緊急車両は「すっ飛んで」行く時代になるでしょう。
参考
ヘリコプター + 飛行機 = ティルトローター(372log@姫路) - 「なじみのない飛び方をする航空機もどきなど不要。先人が残してくれた実績のある航空機だけで十分。リスクは先人は負ってもいいが、われわれは決してリスクは負いません」というのもひとつの選択です。(ブログより)
オスプレイ配備撤回せよ(日本共産党)
オスプレイ追加配備の強行に断固抗議する(談話)(社民党)
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Posted by miki at 15:22│Comments(0)
│航空