2014年08月30日

中心市街地に戻る病院。その隠れたパワー



文化センターに続き、循環器病センターも総合病院化してキャスティ21(イベントゾーン)に移転?

姫路循環器病センター移転先 「JR姫路駅東」有力(神戸新聞NEXT)
同センターは移転を機に総合病院化を目指しており、実現すれば利便性に優れた市街地の医療拠点となる。
(中略)
県は、姫路市内に系列大学がある独協医科大栃木県)の研究機関をセンターに併設する方針。同ゾーンに高等教育・研究機関や文化交流などの機能を持たせたい同市の意向に沿える方向になった。
昔は、何でも中心市街地にありました。一般家庭にクルマは無いので、鉄道やバスのターミナルのある中心市街地にあったほうが、市内から誰でも行きやすかった。
でも、道路が整備され多くの人がクルマで動くようになると、人は郊外に住み、市街地にしかなかったお店や市役所まで郊外に。
日赤病院も以前に比べると郊外に移りました。
おかげで中心市街地に来る人は減ります。用事がどんどんなくなるのですから当たり前ですね。
全国どこでも起きている現象です。

ところが、佐世保市は違いました。
中心市街地に昔ながらの地域一番の病院があります。

デフレ時代と中心市街地
病院というのは実は巨大な集客装置です。よく町の中ににぎわいを取り戻すために核店舗を、とかいいますけれども、ご存じのとおり(あるいはお気づきではないかもしれませんが)、核店舗だけでにぎわいが戻るということは、これだけ大型店の増えた今の時代にはもうないです。ところが佐世保共済病院ぐらいであれば、年間300万人ぐらいを集客する。大きな遊園地並みの集客です。
(中略)
世の中には、「同じやるなら、できれば郊外でやるのはやめておいた方がいい、市街地でやった方が地域にお金が落ちますよ」という種類のものごとがあるのです。一番の例は病院です。先ほど申したとおり、病院は集客数が多い。行くと、終わるまでさんざん待たされる。それでも終わった後、ほっとする。そこで、佐世保みたいにジャスコの中を通って、商店街を通って駐車場に帰っていくと、ついそこにあるものを買っちゃうわけです(笑)。ところが病院が郊外にあれば、やれやれと車に乗って、「じゃ、ひとっ走りするか」といって、福岡に行っちゃったり、郊外に行って買ったりする。それでは売り上げが地元に循環しない。
病院はとてつもない集客力があると、藻谷浩介氏は言います。

ただ、車社会の人間は50メートルくらいしか歩かない。
郊外店の駐車場に車を止めて買い物するクセがついてるので、そもそもそんなに歩いたりしません。
だから、国立病院(姫路医療センター)姫路市本町)は駅から遠すぎて中心市街地とは言い難い。

キャスティ21も、駅から50メートル以上あるので、効果はどんなものか分かりませんが、国立よりは期待できるでしょう。

参考
文化センターをキャスティ21に移転(372log@姫路)
獨協医科大学が姫路に進出(372log@姫路)
地方の商店街に人通りがなくなった本当の理由(372log@姫路) - 郊外店には必ず無料の駐車場が併設されていて、車を停めてから店内をうろうろして精算し、車に戻るまで、延べ50メートルも歩きません。(ブログより)

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