2014年03月13日

国内最大級の公的研究機関・理研をつくった人

SACLA播磨佐用町

STAP細胞で、良くも悪くも話題沸騰の理化学研究所(理研)
日常生活に直接関わることは少ないので、「理研って何?」という人も多いのでは。

理化学研究所(wikipedia)
1917年(大正6年)に創設された物理学、化学、工学、生物学、医科学など基礎研究から応用研究まで行なう日本で唯一の自然科学の総合研究所
設置目的は、「理化学分野における、平和的かつ産業に資する活動を行うことで、わが国産業の技術革新を推進し、公共の利益に資すること」だそうです。

今回のSTAP細胞の研究の中心は理研神戸事業所ですが、和光(本所)の他、筑波横浜播磨に主要事業所があります。

理化学研究所、新元素発見など幅広い成果(日本経済新聞)
国内最大級の公的研究機関で文部科学省が所管する。物理学、化学、生物学など幅広い研究を手掛け、事務系職員も含めると約3400人(2012年度末)の人員を抱える。
湯川秀樹などの科学者が設立したのかと思っていましたが、実業家の渋沢栄一が設立したとか。
戦前には研究成果を企業化して「理研コンツェルン」という新興財閥もできたものの、財閥解体でなくなったそうです。

STAP細胞の行方がどうなろうと、理研がどうにかなるものではないでしょうが、信用を落とすようなことがあれば、真摯に対応して欲しいと思います。

参考
名門「理研」、STAP論文で崖っぷち―論文撤回を検討(ウォールストリートジャーナル) - 「理研は民間研究団体として発足したが、現在は極めて多額の公的資金を得ており、国立機関と同等だ」と語る。「理研が打ち出した華々しいPR作戦は、研究資金を出している政府に向けたものだったかもしれない」(記事より) ← 仕分けされそうになってから、理研の広報熱心には目を見張るものがあります。
世界最先端・人類の「夢のマシン」が、播磨には2つもある(372log@姫路)
SPring-8の予算削減、海外科学雑誌でも疑問の声(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)科学
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