2013年12月22日

九州新幹線「みずほ」が一部姫路に停車

データで見るJR西日本2013より

鹿児島中央-新大阪間で運行する新幹線の最速列車「みずほ」2往復が、来春から姫路に停車することになりました。

“官兵衛効果”も期待? 新幹線「みずほ」が姫路停車へ(神戸新聞NEXT)
姫路駅には現在、「さくら」が1日22本(11往復)停車。九州方面行きを中心に利用実績が好調で、4本(2往復)を最速列車「みずほ」に振り替えることにした。
近畿・中国・北陸を管轄するJR西日本管内で、姫路駅の売り上げは
大阪広島京都新大阪岡山博多新神戸に次ぐ8位。
姫路より上位で(新幹線駅があるのに)「みずほ」が通過する駅はありません。
官兵衛効果も何も、本来であれば姫路に停車して当然です。
もっとも、姫路より下位の駅にも停車していないので、姫路のひとつ上の駅までに抑えているとも言えます。次点ですね。

九州や中国地方から見た姫路は、関西の入り口にあたります。

九州から関西を見る視点。関西観光の玄関口・姫路(372log@姫路)
九州から見れば姫路は関西の玄関口。江戸時代には西国探題が設置され、西日本にいる外様大名の監視をしていたほどの場所なので地理的に見ても当然
神戸空港開港以来(航空機との対抗上)なくなりましたが、過去には新神戸を通過する新幹線列車もありました。
また神戸空港は、大阪方面より兵庫県西部(播磨)利用者が多いとの話もあります。
こう考えると、新神戸はJR西日本お得意のアーバンネットワークとの接続が弱いので通過させ、姫路に常時停車して接続拠点にするという道もあります。

官兵衛の一時的な効果だけに期待するのではなく、関西の観光エリアを姫路を含めて大きく捉えてもらうためにも、みずほの姫路停車を今後益々拡大して欲しいと思います。

参考
姫路駅停車「さくら」激増。JRダイヤ改正(372log@姫路)
開港半年。播磨に支えられる神戸空港(372log@姫路)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(鉄道)の記事
 リニア開通以上のインパクト (2019-11-09 11:33)
 幻の「京姫鉄道」が設立されていた (2019-10-11 00:00)
 鉄道ファンはレール好き (2019-08-15 00:09)
 山陽直通特急の行先が変わります (2019-07-30 23:52)
 関西でダントツ1位の兵庫県 (2019-07-24 21:55)
 忍たまとおでかけ山陽電車 (2019-06-27 21:08)

Posted by miki at 00:00│Comments(3)鉄道
この記事へのコメント
はじめてコメントさせていただきます。
来春からみずほの一部停車が決まったのは朗報ですが、疑問になったのは、九州方面の利用が好調なら、なぜさくらの全便停車を見送り、みずほの一部停車になったのかです。結局のところ、利用が落ちれば姫路を通過に戻して、増便した分はそのまま走らせる。さくらの増停車が無いのはその裏返しかと。
ただ、姫路駅は博多方面の本数が少ないので、こういう速達列車の設定はありがたいですね。時間帯によっては岡山や広島で乗り換えが必要ですから。あと、姫路駅の新幹線ダイヤも改善してほしいです。上下とも偏りすぎなんですよ。
新神戸の全列車停車は、自分も疑問です
Posted by わんこそば at 2013年12月23日 01:19
姫路駅利用者は、姫路南部、高砂、加古川など播磨工業地帯を抱え、観光だけでなく、ビジネス面でも山陽や九州地区とのつながりは多そうな気がします。
Posted by miki at 2013年12月23日 09:40
姫路の停車はさておき、航空機の対抗上、どうしても新神戸の停車は必須だと思います。
新神戸駅は在来線から孤立していても、地下鉄西神山手線・北神急行・神電有馬線だけで姫路市の人口より多くて、利用者は姫路駅の新幹線利用者を軽く超えているようですけど、新神戸を利用していた人の何パーセントか、空路に振り替えたり、新大阪、西明石・姫路乗り換えに変更したりすれば減収になりますから。
Posted by たー@尼 at 2013年12月27日 21:54
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。