2013年08月03日

公共交通を民間に任せ切った国は日本だけ

神姫バス(姫路市)

日本ほど交通政策が民間の事業者任せのところはありません。

規制緩和後における地方バスの経営環境の変化と課題両備バス
先進諸国の中で、公共交通を民間に任せきっている国は日本だけと分かった。
特にヨーロッパでは、アメリカ型の道路を造り、マイカーを増やす政策を採れば、顧客の半分以上がマイカーに移転し、公共交通は経営できなくなるだろうという帰結を知っていた。従ってマイカー時代は、交通弱者という免許を取得できない子ども達や、免許があっても運転できない高齢者や、経済的に運転できない人たちを生み出し、マイカー政策だけでは交通の自由な往来ができなくなるという懸念があることを知っていた。
(中略)
地方でのマイカー時代の恐ろしさは、一番働き盛りの社会人たちが、公共交通の必要性を痛感していないということだ。いずれはお世話になるのだが、世論として声の小さい交通弱者の皆さんだけが必要性を感じる交通手段だということが、ミスリードとなった規制緩和と、地方公共交通の衰退に歯止めが掛からなかった一因かもしれない。
岡山の両備バスは、交通事業者として事業を存続する決意をされました。一方姫路市では、一社独占の神姫バス。民間企業である以上、いつ路線バス事業から撤退してもおかしくありません。そうなれば、(一部のコミュニティバスを除いて)市営バス事業を投げ出してしまった姫路市民の多くに、移動する権利はなくなります。

上記の記事にもあるように、すべての責任は一番働き盛りの社会人たちが、公共交通の必要性を痛感していないこと。
結果、高校通学や高齢化などに伴う交通弱者には目をつぶるという手前勝手な社会になっている気がします。

参考
岡山で地方公共交通のシンポ 両備の総合研究所設立を記念(山陽新聞)
公共交通先進国イタリア。後進国ニッポン(372log@姫路)
公共交通の利用者増進をなぜ考えない(372log@姫路)

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