2013年05月23日

学費不要で世界中の大学で学ぶ

edX

京都大学が、MITハーバードと同じ土俵で講義を公開するそうです。

京大講義を世界に配信…国内初、来春から(YOMIURI ONLINE)
京都大は、米ハーバード大など世界トップレベルの大学がネット上に有名教授らの講義を無料公開しているオンライン教育機関「edX(エデックス)」に日本の大学で初めて参加し、来春から講義を世界に配信すると発表した。
(中略)
京都大情報環境機構でエデックスの運用を担当する土佐尚子教授は「あらゆる場所で多くの人が、世界の英知を学ぶ機会が得られる仕組み。ネット聴講をきっかけに、京都大で学びたいと思う人材が世界中から集まってほしい」と話している。
一方東京大学は、9月からCourseraで講義を配信する予定。

東京大学が無料の大規模公開オンライン講座(MOOC)を9月開講 (ITpro)
東京大学が今回採用するのは、このうちCourseraのサービス。2012年4月のサービス開始以来、既に米国を中心とした33大学が参加し、200以上の講座を提供している。1年にも満たない期間で登録者数は270万人(2013年2月22日時点)に達した、最大規模のサービスだという。今回、東京大学を含む29大学が新たにCourseraに参加を表明し、合計62大学になる。
大学の通信教育課程に入学した経験から、なぜ大学に入試が必要なのかを考えたことがあります。

入試のない大学(通信制大学体験記)
なぜ大学に入学試験が必要なのでしょうか。大学で学びたいというのならすべての希望者に入学を認めればよいのではないのでしょうか。
まして私立大学の場合、授業料が大学運営の貴重な財源になっているのですから、大学経営の面から考えても希望者全員を入学させたほうが良いのではないでしょうか。
しかし現実には、すべての希望者を入学させている大学はまれです。その理由は大きくわけて2つあると考えられます。

1 大学教育を受けることが可能な程度の基礎学力を有していない場合、入学しても授業が理解できずに、結局は卒業できなくなる。したがって、入学する前に学力の試験を行い、入学はしたものの、卒業できなくなる学生を未然に防ごうとしている。

2 大学の教室や教員の数に限界があるため、定員以上受け入れるわけにいかない。
一見もっともらしい理由ですが、「卒業できようができまいが本人の勝手」だし、「もっと教室や教員の数を増やして希望者全員入れればいい」とかなんとか書いてます。(私が20年近く前に書いたもの)

そして、通信教育だと、「入試が不要」「低廉な学費」としています。
(現在、状況が変わっていることがあるので、各学校に確認してください)

オンライン講義だと入試は必要ありませんし、世界中から聴講者を集めることができれば、学費も低廉もしくは(facebook等ネットサービスのように、スポンサーつきなどの工夫で無料にできるかもしれません。

高額な留学費を捻出できるもののみが世界の大学で学ぶことができるというわけではなくなります。
一方、大学のブランドだけで講義に中身がなければ、誰も見向きもしなくなります。

金融の「ビッグバン」どころか、大学の「ビッグバン」が始まろうとしている。
そんな予感がします。

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