2013年03月26日

尖閣国有化で、中国が怒った理由


尖閣諸島沖縄県石垣市

尖閣問題が深刻化するきっかけは日本の国有化でしたが、なぜここまでこじれたのでしょうか。

山口元外務副大臣が語った「尖閣国有化の舞台裏」(週刊朝日・田原総一朗のギロン堂)
戴秉国氏から、尖閣問題の今後のあり方について重要な提案があったという。原則を踏まえつつ、将来に向けた工夫もある、という内容だったようだ。
山口氏は当然、帰国してすぐにそのことを玄葉光一郎外相に報告したという。常識的には何よりもまず、戴秉国氏に返事をしなければならない。ところが、日本政府はなぜか中国側の提案を無視。返事も出さないまま、尖閣国有化を決定し、実行してしまったようなのだ。
これはいったいどういうことなのか。山口氏は国有化そのものには反対しない立場だ。しかし、野田首相や玄葉外相に、中国側へ返事をすること、そして国有化を延期することを懸命に進言したという。時期が悪すぎるという実務家としての判断があったからだろう。
ところが、野田首相と玄葉外相はあせる必要もない国有化について、予定した日程どおりの実行にこだわったという。これでは中国側が憤慨するのは当たり前だし、山口氏の立場もまったくない。山口氏は10月の内閣改造で、外務省を去った。
政府が国有化の閣議決定を延期しなかったのは、「もう決まったことだから」という理由だったという。つまり、政府は自ら状況を判断できず、官僚が決めたことに、ただ従ったようなのだ。
中国はメンツにこだわる社会といわれますが、そこまで言わなくても、日本はもっと次元の低いやりとりをしてしまったことになります。

それにしても「官僚が決めたことにただ従った」というのも解せません。日本の官僚だって、そこまで外交音痴ではないでしょう。
田原さんは、
山口氏のこの説明を聞いて、私のこの問題に対する疑問は氷解し、確信的な怒りへと変わった。
と、ずいぶん納得されたようですが、「結局良くわからない」というのが私の感想です。

参考
尖閣国有化のタイミング(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)政治
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