2012年12月29日

大河ドラマ以上に、同志社が注目を集める理由

同志社大学京都市

姫路の人に、「来年の大河ドラマは?」と聞くと、5割の人は「軍師官兵衛」と間違って答えそうですが、正解は「八重の桜」。主人公の新島八重は、同志社英学校を設立した教育者・新島襄の妻。

国立大学が幅を効かせる関西の中にあって、私立・同志社大学は人気。私も30年前に受験した学校のうちの1つです。

当時、受験会場となる京都の今出川キャンパス(大学本部)に行くと、入試を妨害しようと集まるヘルメット姿の学生と警官が多数。
正門は封鎖され、警官に、正門脇の勝手口から入るよう誘導された記憶があります。
学生運動で主張していたのは、「京田辺移転反対」。

当時同志社は京都市街地(洛中)にしかキャンパスがなく、京都の洛中で学生生活を送るのが当たり前でした。
洛中の今出川キャンパスでなく、郊外(洛外)の京田辺キャンパスに行ったら京都の洛中を楽しめなくなる。まして今出川だったら仲のよい同志社女子大学も隣接していますが、京田辺には周りに何もありません。
(ただしその後、京田辺にも同志社女子大学がキャンパスを開設することになりました。現在、同志社女子大学の本部も京田辺。)

そうした学生の反対もむなしく、1986年に京田辺キャンパス移転は実施され、現在、理系全回生と文・法・商・経の1~2回生が京田辺で学んでいます。

それから27年。来春には文系全学部の全回生が今出川に戻ります。30年前に学生が主張していた通りになるわけです。

青学、同志社…大学の都心回帰ラッシュの舞台裏と経営事情(Business Journal)
関西でも、同志社大学が来春4月を期して、文、法、経済、商の4学部の1〜2回生を、現在の京田辺キャンパス(京都府京田辺市)から京都市の中心部にある今出川キャンパス(京都市上京区)に移す予定。立命館大学も、2015年度にびわこ・くさつキャンパス滋賀県草津市)の経営学部衣笠キャンパス京都市北区)の政策科学部を、大阪府都心部に近い茨木市に移すことを発表。また龍谷大学も、同じく15年春に国際文化学部瀬田キャンパス滋賀県大津市)から社会科学系学部がそろう深草キャンパス京都市伏見区)に移す。
一時期は何も無いところに大学をつくっても、大学に集う学生が街をつくっていくぐらいのパワーがあったけど、大学そのものにそんなにパワーはなくて、社会人相手の授業など、兼業もやりやすい街なかキャンパスが流行のようです。

近大姫路大にも社会人が受講しやすい通信教育課程がありますが、社会人や(時間やお金の余裕がある)高学歴高齢者相手の仕事が、大学にはたくさんある気がします。

参考
立命館 vs 同志社。京都市内と郊外と・・(姫路立命会)
都心回帰(372log@姫路)
働きながら小学校の先生を目指す人にとって、意外な地の利(372log@姫路)
85歳の勤労学生(372log@姫路)
キャンパスは大手前通り(372log@姫路)

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