2012年11月05日

日本海の広範囲でメタンハイドレート。掘り出しやすく有望



日本海が資源の宝庫として益々注目されてきました。

日本海・オホーツク海にメタンハイドレート (日本経済新聞)
明治大学北見工業大学東京大学の共同調査グループは29日、メタンハイドレートが日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海からオホーツク海にわたる広域の海底で見つかったと発表した。海底下数メートルの浅い部分に埋まっており、これまでに太平洋で確認された海底下深くのメタンハイドレートと比べ掘り出しやすい。
(中略)
兵庫県から島根県にかけての日本海沖でも存在を示す証拠を確認した。
(中略)
これまでに太平洋側の南海トラフなどで見つかったメタンハイドレートは海底下数十メートルより深い部分にあり、掘削に向けて技術とコストが課題となっている。海底の表層にあれば掘り出しやすく、日本海のメタンハイドレートが有望な資源となる可能性も出てきた。
兵庫県は独立総合研究所香美沖で独自に調査してきましたが、3大学の共同調査でも兵庫県の名前が挙がっています。

日本海側は太平洋側と異なり海底の表層にあるため、掘り出しやすくコスト的にも有望。
わくわくする話です。

参考
次世代エネ メタンハイドレート 日本近海で広範囲発見(東京新聞)
“メタンハイドレート”関連8銘柄に注目!日本近海に莫大な埋蔵量(zakzak) -日本が資源大国になる日も近い!? 日本近海での海洋資源開発の動きが国策として動き出しているが、有望視されているのが「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートだ。株式市場でも関連銘柄が注目されている。(記事より)
香美町沖でメタンハイドレート第3回調査(372log@姫路)
新資源を軸に大連合。日本海沿岸10府県で研究会発足(372log@姫路)
メタンハイドレート発見か? 兵庫県・香住沖(372log@姫路)
資源大国日本へ。姫路にメタンハイドレート火力発電所の可能性(372log@姫路)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(科学)の記事
 ビルの屋上で風力発電 (2019-02-15 20:47)
 世界最大級の研究所が播磨にあった (2018-10-21 00:00)
 「知の播磨」で、ノーベル賞目指す寺西信一氏 (2017-12-11 23:02)
 「本に書いてあることを信用しない」 イグノーベル賞 東山教授 (2017-09-09 14:54)
 日本人初、エリザベス女王工学賞受賞 (2017-02-13 22:03)
 立派な土俵か、人が気づかない土俵か (2016-10-12 00:00)

Posted by miki at 20:49│Comments(1)科学
この記事へのコメント
・もうさっさと掘ったら良いですよ。省庁の縦割りがとか言うんならいっそのこと独立総合研究所でやっちまえば良いですよ。投稿者さん表層どころかむき出しなところがあるのご存知ですかね?

・このほかにも原油・希土類金属・鉱物資源・ウラン・・・なんだかんだ言ってあるんですよ資源。「資源の乏しい」なんていつまで言ってるんですかね。財務省・財界のための「無駄な」為替介入なんかよりこっちに投資すべきですよ。(後者は数千億~数兆なのに対して前者は1回で10兆以上ですよ。これこそ無駄でしょ)

・「採算が」とかほざく人に対してはお金よりも「モノ」の大切さを説きましょう。国家規模でやれば民間云々の効率・採算も無視できますから。海外の資源が枯渇しても国内で賄えて、国民経済・生活を豊かにする、これこそが国家の役割でしょう。そのための投資です。採算採算って言ってたら研究・開発・投資なんかできませんよ(最近のips細胞の例がありますね。)。

・「お金はいくらでも無限に刷れる、でもモノは無限ではない。本当にすべきことはモノの安定供給」(廣宮孝信氏の名言)
Posted by こだま at 2012年11月06日 18:23
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。