2012年10月18日

猫も杓子も太陽光。姫路市夢前町に太陽光発電所

サンテックパワー

姫路市夢前町にも太陽光発電所。

中小企業経営者ら姫路に太陽光発電所 2月稼働へ(YOMIURI ONLINE)
発電所は、NPO加盟企業のうち有志15社で設立する有限会社が、同市夢前町の土地約1000平方メートルに建設。費用は総額1500万円を見込み、同NPOから資金を募る。
今年、固定価格買い取り制度が始まったのを契機に、太陽光発電は活発な動きを見せています。

メガソーラー候補地は全国で260カ所に急増 (半導体産業新聞)
米国でシェールガス革命が巻き起こっている一方で、日本列島はいまや、ときならぬメガソーラー(大規模太陽光発電所)ブームに沸いている。なんといっても政府が1kW当たり42円で買い取る、というとんでもないばか高い価格を設定したことで、新規参入の発電事業者がめちゃめちゃに増えているのだ。メガソーラーの建設候補地は2011年秋の時点では約150カ所であったが、買い取り価格42円が確定した時点で「こいつは儲かるぜ」とばかりにすさまじい勢いで発電事業者が増え、現状では候補地はほぼ倍増の260カ所にも達している。
世界最大の太陽電池メーカー、中国サンテックも日本市場に熱いまなざし。

中国サンテック、12年に日本での太陽電池出荷量倍増へ(ロイター)
「産業用(メガソーラー向け)の受注活動が活発になったのは9月以降。今持っている受注も非常に大きい。住宅用と産業用合わせて(出荷量が)前年比2倍を見込んでおり、達成できると思う」と語った。昨年までは日本では住宅用しか販売していなかったが、同制度の開始によって今年から産業用が同社のビジネスに加わったことが大きいという。
太陽電池は価格競争が激しく、中国勢が市場を席巻するものの、中国勢すら価格低下で採算が悪化。日本市場の固定買い取り制は、嬉しいでしょう。

太陽光発電の固定価格買い取り制度は「いずれ破綻する」と早大教授(週刊朝日EX)
日本はこの7月から太陽光発電のFITを始めた。1kWhあたり42円だという。火力発電の発電単価は約7円/kWhだから、余りにも高すぎて、いずれ破綻することは間違いない。太陽光発電は儲かるとばかりにいっせいに始めると電力料金が跳ね上がり、一般家庭は火の車になり、電力を大量に使用する製造業は外国に逃げ出すだろう。
電力会社の買い取り分は消費者に転嫁されるので、電力料金は値上げ。そろそろ買い取り価格の値下げを準備しないと。

参考
試練の夏。計画停電、買取法実施で電気料金値上。(372log@姫路) - ドイツの電気料金が(主要国で)世界一になったように、この調子で行けば、日本の電気料金がドイツを抜いて世界一になる日も、そう遠くない気がします。破格の買い取り価格を見直すタイミングを、逃さないことが重要です。(ブログより)
美樹工業のメガソーラー完成。来月売電開始(ブログより) - ドイツは買取制度が始まる2000年まで、日本に比べかなり安い電気料金でした。ところがその後上昇し、家庭用では2004年に日本を抜いて主要国でもっとも高い料金になっています。(ブログより)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(社会)の記事
 仕事量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する (2022-02-04 19:00)
 買ってよし、借りてよしの姫路のマンション (2022-02-03 18:05)
 傘と雨に相関関係があっても、傘をさすから雨が降るとは言えない (2022-02-03 14:38)
 人口減少社会が東京にもやってきた。手本は全国に (2022-02-01 16:11)
 日本最大の市も人口減少が始まった (2022-01-25 23:26)
 15年ぶり引越し (2021-12-05 12:43)

Posted by miki at 00:00│Comments(0)社会
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。