2008年02月22日

「公共交通利用2倍」が目標。豊田市の挑戦

姫路-手柄駅間に代替で登場した山陽電鉄バス(2006.3)

大阪市地下鉄・バスの民営化を見送りました。

大阪市が職員採用再開、平松色映し「改革方針」修正案──7000人削減目標は継続、地下鉄・バス民営化見送り(日経ネット関西版)
関前市長が推し進めていた市営地下鉄の民営化については、平松市長は以前から「まず経営の効率化。民営化はその後出てくる話」としており、修正案でも「地方公営企業として質の高いサービス提供と効率的な経営を目指す」として、10年度までは民営化は見送る方針を示した。

一方で、姫路市は市バスを全面的に民間移行する方針。

姫路市 バス事業完全撤退へ 2010年度以降 順次民間引き継ぎ(YOMIURI)
姫路市の市営バス事業再建について協議する市交通事業経営健全化会議(委員長=瓦田太賀四県立大大学院会計研究科長)が18日、市職員会館であり、市は2010年度以降、赤字を理由に事業から完全撤退する方針を明らかにした。市は08年度中に計画をまとめ、16路線を10年度から2~3年かけて順次、民間に引き継ぎたいとしている

廃止ではなく、残すために民営化との話。基本的にバス事業は民間でできるなら民間ですべきと思いますが、ではこれまでは一体何のために市がやっていたんだという話になります。
利用者が減っていると言いますが、ダイヤを間引いて最終便も早めに切り上げれば、利用したくてもできなくなります。無事、民間の引き取り手が見つかることと、民間らしい柔軟で前向きな対応によって今まで以上に便利になることを期待していきたいと思います。できれば、山陽電鉄バスなど神姫バス以外の企業にも多くの路線を引き取って欲しいですね。

民間にロープウェイもバス事業も移譲して、市は今後どんな交通政策をするのでしょうか。是非、前向きで建設的な交通政策を実行してもらいたいと思います。

自動車産業で成り立っていると思われる豊田市でも、自動車依存から脱却し、公共交通への移行に頑張っています。

豊田市公共交通基本計画(豊田市)
自動車に過度に依存した交通体系は、交通事故や道路渋滞など様々な問題を抱えています。
市民ニーズに応じた利便性の高い公共交通ネットワークをつくり、自動車に過度に依存しない、誰もが安全で安心に移動できるまちにしていく必要があります。
(中略)
基幹バスとして、基準となる最低限の運行時間帯と運行本数、および統一された料金体系を定めます。
(中略)
平成22年(2010年) バス利用者数を現状の1.5倍まで増加する
平成37年(2025年) 公共交通利用者数を現状の2倍まで増加する

私案ですが、市の条例で、姫路市の事業所やお店の案内図に、公共交通機関で行くときの案内を入れることを義務付けたらいいと思います。例え最寄のバス停が徒歩30分でも必ず記載させます。案内図に1行入れるだけなので、誰もお金がかかるわけではありません。
公共交通機関をできれば使いたいと思う人はいるのですが、公共交通機関に関する情報がどんどん減っています。調べるのがめんどうくさいと車で行ってしまう人もいます。

公共交通機関を民間が運営すると言っても、交通政策が真に問われるのはその後です。豊田市のように具体的な数値目標を立てて、実行してもらいたいと思います。

参考
松下に補助金がいるのか(ひめナビブログ) - 松下の工場設立決定を受け、最寄交通機関の山陽電鉄は、路線バス開設を検討しています。(中略)実現すれば、姫路市内に神姫バスに次ぐ2社目の市内路線バス事業者が進出することになります。姫路市バスから神姫バスへの路線譲渡で、神姫バスの1社独占傾向が強まっていただけに、山陽電鉄バスの進出は大歓迎です。(ブログより)
山陽電車・手柄駅は人だかり(ひめナビブログ)
公共交通の利用者増進をなぜ考えない(ひめナビブログ)

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