2012年07月14日

100人乗りの小型ジェットが、地方と大陸を行き来する時代

鳥取空港

日本でダントツに人口が少ない都道府県は鳥取県で、58万人。県全部の人口合わせても、姫路市単独の人口とほとんど変わりません。
その鳥取県には鳥取空港と米子鬼太郎空港があり、どちらも海外から飛行機が飛んできます。

国際まんが博:開催に合わせ、台湾・中国からチャーター機 /鳥取(毎日jp)
就航するのは、台湾のマンダリン航空のチャーター機で、機体は104人乗りのジェット機。10月13、16日に台中空港と鳥取空港を各1往復し、日本の観光客も搭乗できる。
(中略)
中国・吉祥航空が8月2〜18日に上海と米子鬼太郎空港を結ぶチャーター便も5往復に確定。
(中略)
同じ上海の春秋航空のチャーター便も現在調整中。平井知事は「環日本海時代の扉を国際まんが博を機に開きたい。リピーターが多くなるような観光事業を続けていきたい」と話した。
日本の格安航空会社も地方都市から大陸へ。

スターフライヤー:北九州−釜山便就航 往復6600円(毎日jp)
スターフライヤー北九州市)の北九州韓国・釜山線が12日、就航した。国内の新規航空会社が九州の空港から国際定期便を運航するのは初めて。日帰りで釜山観光ができるのがセールスポイントで、今月中は就航を記念して往復運賃が6600円。
総じて西日本各地からは中韓にも近く、気軽に行き来できる環境にあります。

もちろん(播磨空港ができるまで)空港がない姫路のような地方都市には縁のない話ですが。

国際線といえば成田などの国際空港からジャンボに乗って行くというスタイルがありました。しかし、いまや100人乗りの小型ジェットが地方から直接ちょこまか飛んでいく時代です。

LCCの東アジアでの普及は、その気軽さを後押しています。

鳥取空港を見学したことがありますが、砂丘に滑走路を引いただけの、簡素な空港です。
でも、その簡素な空港こそが、ちょこまか大陸と行き来する、小型ジェットの簡便さにぴったりイメージが合うのです。

P.S.
ビッグニュース。

三菱航空機、MRJを100機受注 米大手から3千億円超で(MSN産経ニュース)

国産初の小型ジェット機が、ついに日の目を見そうです。背景には旺盛な小型機需要があるのでしょう。

参考
供給者から利用者視点へ。機体の小型化と空港分散化(372log@姫路)
新興航空会社がアジア便を開設(372log@姫路)
日本にある、すべての蛇口を開こう(372log@姫路)
航空機小型化へ準備着々。羽田拡張前夜(372log@姫路) - いま大手2社が地方空港路線を見直していますが、過去には同じことが航空自由化先進国のアメリカでも起きたのですね。つまり、日本もいよいよ航空自由化が本格的に到来してきたということで、地方空港は終わるんじゃなくて、今からがスタートなんです。(ブログより)

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Posted by miki at 00:37│Comments(0)航空
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