2011年07月20日

空港は足りるのか。航空運賃の「価格弾力性」

高松空港

欧米や日本を除くアジアでは当たり前のLCC(格安航空会社)が、ついに日本にも怒涛のように押し寄せ始めました。

急速に拡大する格安航空会社 15日から中国・春秋航空の上海 - 高松線など就航(FNN)
急速に拡大するLCC(格安航空会社)。15日から韓国・ジンエアー仁川(インチョン) - 新千歳線、そして中国・春秋航空上海 - 高松線がそれぞれ就航した。
(中略)
一方、北海道の新千歳空港でも15日、韓国のLCC・ジンエアーが就航。
今後、格安航空会社を中心とした新路線の就航を目指しているという。
全日空系のLCCも東アジアへの国際線拡大を目指します。

「東アジア中心に国際線拡大」 全日空系格安航空社長(asahi.com)
関西空港を拠点に来春就航する格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションの井上慎一社長は5日、大阪市内で朝日新聞の取材に応じ、国際線の展開について、「片道4時間程度(の範囲)を基準に検討していく」と述べた。中国や韓国、台湾など東アジアの主要都市を中心に路線拡大をめざすほか、サイパンなども候補になるという。
全日空は新たにエアアジアとの共同出資会社も検討中です。

全日空、成田拠点の格安航空設立へ 海外大手と共同出資(asahi.com)
全日本空輸が、アジア最大手の格安航空会社(LCC)のエアアジア(本社・マレーシア)と共同出資の新会社を設立する方向で調整していることが15日、わかった。
世界中でLCCが急速に展開するのには、はっきりした理由があります。

格安航空会社LCCが日本の空に増加するメカニズム(日経トレンディネット)
海外旅行の航空運賃の価格弾力性の数値は4.1と非常に大きい。価格弾力性とは、「価格が下がるとその商品の消費がどれだけ増えるのか」を表す指数である。価格弾力性が4.1ということは、航空運賃が10%下がると、需要はその4.1倍の41%も増加するということを意味する。生活必需品ではないものは、価格が高ければ誰も買わないが、価格が安くなれば誰もが買いたくなるというメカニズムが働いて価格弾力性が高くなるのだが、海外旅行はそのもっとも顕著な商品の1つなのだ。
航空運賃が10%下がるだけで41%も需要が増えるのですから、既存航空社の半額を謳うケースもあるLCCの増加で、航空需要は激増必死。

日本でも、目に見えて空港が足りなくなり、社会問題化するのは時間の問題。世界的に見ても利用者が多い空港をわざわざ廃港にしようという話も、さすがに言いにくくなるでしょう。

最近では、「伊丹空港に副首都」をという意見を持つかたですら、「滑走路を残して」と言っています。

参考
伊丹空港を副首都に 軍事アナリスト小川氏講演(大阪日日新聞) - 伊丹空港を滑走路付きの副首都にして、首都機能バックアップを図れば、諸外国は日本の危機管理体制を評価する。(記事より)
空港が足りない? 海外航空会社が続々と日本進出(372log@姫路)
関西の空港不足深刻。全日空予測で関空需要が1.5倍に(372log@姫路)
航空運賃世界屈指、日本の空が「当たり前」に変わる(372log@姫路)
日本にも、格安航空本格到来の予感(372log@姫路)
日本にも低運賃の嵐?(372log@姫路)


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