2011年05月08日
実は原子力なしでもなんとかできる?関西
近畿地域の経済はカナダ一国に匹敵?(近畿経済産業局)によれば、近畿(≒関西)のGDPは、メキシコ、韓国、インド、オランダ、オーストラリア、ブラジル、ロシアなどを上回り、カナダに匹敵する規模があります。
これほど大規模な経済地域でありながら、原子力に過度に依存しているのは、フランスと関西ぐらいでしょう。しかも関西はフランスと違って、阪神淡路大震災に見られるようにいつ大地震がきてもおかしくありません。
このたび政府が要請した浜岡原発停止は、原子力に依存する関西に影響を与えるとの見方があります。
関電、夏の電力 余力不足の恐れ…浜岡原発「停止」影響(YOMIURI ONLINE)
稼働中の原発まで停止されることで、原発に対する世論が厳しくなるのは確実だ。関電は福井県内に11基の原発を持ち、自社発電量に占める原発の割合が54%と、原発を持たない沖縄電力を除く9電力の中で最も高い。中長期的な経営への影響は、中部電以上に大きいとも言える。一方で、本当に原子力がないとやっていけないのか?という疑問もあります。
JR西 大規模停電に備え 緊急時の運行ダイヤ検討(産経関西)
万一、すべての原発が運転できなくなった場合でも、関電は他社から電力の供給を受ける「応援融通」により、不足分を補うほか、休止中の火力発電所の再稼働などにより、「計画停電など大規模な影響につながる可能性は低い」(同社)とみている。ここから読み取れることは、原発がなくても「応援融通」分の使用を節約するか、自然エネルギー等で補えばやっていけるかもしれないということ。
さらに関電に頼るだけでなく、企業が自家発電設備を導入したり、家庭も大阪ガスのマイホーム発電等を導入すれば、実は原子力はいらないという可能性もありそうです。
参考
原発Nチャンネル14 原発なしでも電力足りてる 小出裕章(YouTube)
日本の中のフランス、関西。(372log@姫路) - 日本の中でも関西は、原子力依存率が約50%。日本の中のフランスと言ってもいいほど突出した原子力依存地域です。(中略)まして、フランスは日本に比べて地震は少ない。阪神淡路といった大震災を経験し、いつまた大きな地震が来てもおかしくない関西は、もう少し考え直さないといけないですね。
Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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