2007年11月17日

荒井に特急停車

荒井に特急停車 直通特急阪神車両)

次期ダイヤ改正で、播磨高砂市荒井駅にも特急が停車するよう変更されるようです。

高砂・荒井駅に特急停車へ 山陽電鉄(神戸新聞)
沿線の工場などで雇用が増えているのに対応し、荒井駅(高砂市)に特急を停車させる方針も明らかにした。
(中略)
荒井駅での特急停車については「本年度中にも内容を固めたい」とし、次回のダイヤ改正で実現させる意向を示した。

特急というのは、直通特急のことだと思いますが、直通特急の停車駅は現在でも、梅田、尼崎、西宮、芦屋、魚崎、御影、三宮、元町、神戸、新開地、長田、板宿、須磨、垂水、舞子公園、明石、東二見、高砂、大塩、飾磨、姫路と21駅あります。
しかも、さらに甲子園、西元町、大開、滝の茶屋に停まる列車もあり、全部停まると25駅なので、荒井にも停まると26駅停車することになります。
対して同じ区間のJR新快速は、大阪、尼崎、芦屋、三ノ宮、神戸、明石、西明石、加古川、姫路の9駅しか停まりません。

多くの駅に停まれば停まるほど恩恵を受ける駅が増えますが、停車駅が増える分、加減速に伴う時間のロスが発生し、その分だけ時間がかかります。
しかし、山陽電鉄とともに直通特急を走らせている阪神電鉄は、日本一加減速が得意なジェットカーという列車を持っています。

現在は各駅停車にしか運用されていませんが、「駅間距離が短い阪神本線にあってそれ程速い印象は受けないかも知れないがJR神戸線の様に駅間距離の長い路線では特急並のスピードが出せるとされる。」(Wikipedia)という話もあるので、直通特急で運用すれば、停車駅数の利便性と速達性(速く目的地に着く)を日本一両立できる可能性があると思います。

参考
「ザ!鉄腕!DASH!!」ジェットカーに再挑戦!!(まにあっく阪神) - ジェットカーに挑戦し続けた男たちの記録(?)

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Posted by miki at 07:17│Comments(4)鉄道
この記事へのコメント
もやはこれは特急といえるのか??
まあそれは置いといて、ジェットカーは活用してほしいものです。同じく停車駅が増えてる、阪急にも波及するかな。
Posted by コムチャン at 2007年11月17日 22:09
コムチャンさん

コメントありがとうございます。
神戸付近以外は結構飛ばすので、加減速の問題がクリアされれば速達性はあると思うのですが、
確かに停車駅が多いと冬なんか扉の開け閉めが多いだけきついし、イメージとしても特急の名前に違和感がでてきます。
まして、山陽にはと急行や準急がありませんから、誇大広告(?)っぽいですね。
しかし、「特急」という名前には特別な響きがあるので、止めるわけにはいかないのでしょうね。

でもJRが新快速=速いというイメージを作ったので、「超新快速」とか「特別新快速」「スーパー新快速」とかいうのもいけるかもしれません。

ジェットカーを導入して、「瞬速」なんてのも実態に会うも知れませんね。
Posted by miki at 2007年11月18日 08:48
山陽電車は、JRと競争するというよりは、沿線の各駅の利用者を小まめに拾うという方針なのではないでしょうか。
もっとも、これは、阪神・阪急とて同じで、スピードでJR新快速に対抗するより、途中停車駅を増やし、利便性を高める(その分、大阪-京都や大阪-神戸では時間が延びている)方向にある。
Posted by かにうさぎ at 2007年12月01日 21:16
かにうさぎさんへ

コメントありがとうございます。

直通特急を始めたころから、山陽電車は、
競争は拠点間同士だけではないですから・・と言ってました。
(テレビで見ました)

一般には、姫路→梅田間の競争で比較してしまいがちなのですが、
たとえば梅田-飾磨間ではどうなのか・・
飾磨→姫路→(新快速)→大阪がいいという人もいれば
飾磨→(直通特急)→梅田がいいという人もいる。
姫路→梅田間はJRと山陽の時間差が30分ですが、飾磨→姫路が
5分で乗り換え約5分で最大待ち時間15分となると大して差がなくなります。
しかし、姫路→梅田間の差がこれ以上開くなら、急いでいる人はみんな
JRに乗り換えて行くようになるでしょう。(料金競争は別途)

時間では勝負にならないと一蹴する人もいるのですが、時間的には
ある程度近づけておいて、途中停車駅を持っておけば、ケースバイ
ケースで時間的に拮抗するのだと思います。
Posted by miki at 2007年12月01日 22:30
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