2011年02月05日

歴史・文化観光都市にして日本有数の産業都市、姫路

 全国産業観光フォーラムin姫路

全国産業観光フォーラムが今月姫路で開かれます。

姫路市産業観光に力(YOMIURI ONLINE)
産業をテーマに新たな観光のあり方を考える全国産業観光フォーラムは、各地で開催されており、今年で10回目。関西での開催は初めて。市は城下町に栄えた伝統産業や臨海部の工業地帯、姫路城修理見学施設の公開をアピールし、産業観光を新しい目玉にしようと開催地に名乗りを上げた。
姫路は世界遺産をもつ歴史・文化観光都市ですが、同時に日本有数の産業都市でもあります。

というか、世界遺産をもつ旧姫路市と、工業地帯が広がる臨海部の飾磨市等が合併した、市町合併の先駆け都市で、異なる側面を持つのはこの影響が大きいとも言えます。

とは言え、城下町であるが故に武具や甲冑、城郭建設の必要から世界有数の品質をもつ革製品や建築・彫刻(仏壇等)技術も発達したので、まんざら単なる合併の所以というわけでもありません。

個人的に感じる姫路の気質は、でしゃばらずコツコツやる職人気質で飾らない感じ。自然や食材に恵まれ、何事もあまり必死にやらないイメージですね。

播磨学研究所■ 播磨人気質を探る(週刊◆気になるフレーズ)に、播磨人気質として、「敏慧にして温柔なるが如しといえどもまた、怠惰柔弱のそしりを免れず」つまり、機敏で知恵があり、おだやかで、すなおだが、怠け者で弱々しい面があるとしています。
北欧が自然の厳しさ故に勤勉で真面目なのに対し、温暖な南欧はおおらかで楽天的ですが、姫路は温暖でイタリアの職人気質に近いかもしれません。

参考
太閤井戸の由来、そして姫路土産に革を献進(兵庫県の皮革の歴史) - この当時、皮革は武具調達の面からは特に重要な資材であったことから、かなりの地域に姫路の革工が分散している。例えば、姫路一帯の領主であった黒田長政関ケ原合戦の戦功によって、筑前国を与えられて移封したとき、その地に高木村を作り、旧所領の「皮づくり」たちを招聘したという。(記事より)
全国産業観光フォーラム - 浜屋は江戸時代、文化元年(1804)創業。初代・濱屋治左衛門が姫路藩お抱えの塗物師として、籠や刀の鞘、文箱などの漆塗りを生業としました。(記事より)
姫路とフィレンツェの類似点(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(2)観光
この記事へのコメント
黒田長政が福岡に皮づくりたちを姫路から招聘したとゆうのは、初耳ですね。参考になりました。黒田官兵衛が豊前中津に大工他職人を連れて、中津に姫路町を作った(いまでも姫路町は中津に今もあります。)とゆうことはありますが。
Posted by 大谷 充 at 2011年02月05日 16:13
大谷 充さま

コメントありがとうございます。
Posted by mikimiki at 2011年02月07日 20:39
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