2006年01月19日

疑問に感じる ネット株取引

ライブドア証券のHP。ここに限らず個人を相手にしたネット株取引がブームだが・・

東京証券取引所は、ライブドア・ショックで異常事態となっています。ライブドア粉飾決算の疑いで上場廃止の可能性もあるとのことですが、事実なら当然でしょう。しかし今回の混乱は、ライブドアだけの問題なのでしょうか?
東京証券取引所の売買件数が急激に増えた背景に、ネット株取引で売買を繰り返す個人投資家の存在があるように思います。これを機会に、「投資とは何か」といった、基本的な態度を見直してもらいたいと思います。

6年近く前(2000年5月)に、当時、姫路に支社をつくっていた日本海新聞(鳥取市)の読者投稿欄に掲載された意見を再度掲載します。

疑問に感じる ネット株取引
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株式売買手数料の自由化やインターネットの普及に伴い、個人が自宅で気軽に株取引ができるサービスが伸びている。証券会社に行かなくても、いつでも自由に株式が売買できる。日本の株式は、会社が所有する割合が多すぎ、個人株主の比率を高めることが必要といわれているが、こういう形での個人株主の増加は好ましいことだろうか。

私は、株式市場は本来「アイデアや技術はあるけどお金がない」という会社に投資をする場所だと考えている。当然、結果は数年後にならないとわからない。つまり、そんなに売買を頻繁に繰り返すところではない。ところが、ネット取引では簡単に売買できることから、必要以上に売買を繰り返してしまう恐れがある。

資金が限られる個人投資家に、リアルタイムで売買できるシステムが果たして必要だろうか。
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企業のアイデアや技術の「成果」に対して投資をすると考えるなら、市場が弱気になったからといって、急激な売り一色なんてことは起きにくい。ゲームをしたいだけならカジノかパチンコ屋でやって欲しいものです。

参考
デイトレード(Wikipedia)

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Posted by miki at 00:04│Comments(0)社会
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ライブドアショック【Natural Days☆】at 2006年01月19日 20:06
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