2009年12月18日

オープンスカイを評価。竹中平蔵教授

 羽田空港

政府の成長戦略策定会議に、小泉政権下で構造改革を推進した竹中平蔵教授が招かれ、菅直人副総理と意見を交わしました。

成長戦略、竹中氏と菅氏が応酬 「企業か家計か」で(47NEWS)
政府の成長戦略策定会議(議長・鳩山由紀夫首相)は16日、検討チームの会合を開き、小泉政権で構造改革を推進した慶応大の竹中平蔵教授を招き意見を聞いた。政府からは菅直人副総理兼国家戦略担当相らが出席。経済成長のために企業と家計のどちらを重視するかをめぐり、両氏が激しく応酬した。
(中略)
一方、竹中氏は日米航空自由化(オープンスカイ)協定に賛意を示すなど、鳩山新政権にエールを送った。
竹中さんは、今年の1月、姫路でも講演をされましたが、
1 法人税率を半分に。もし無理なら韓国やアイルランドのようにスーパー特区をつくる。
2 思いきって空港を整備する。定住人口が減っている国は交流人口(観光、出張、留学生)を増やさねばならない。
3 東京大学民営化。世界で19位の東大をせめて5位以内に。
などと主張されていました。鳩山政権下の前原大臣との方向は似ていますね。

産経新聞に菅さんとのやり取りが延々と掲載されていました(参考)が、むしろ、産経の正論の論文のほうが面白かったですね。

【正論】慶応大学教授・竹中平蔵 パンとサーカスでは乗り切れぬ(産経新聞)
鳩山内閣は、まさに「パンとサーカス」の政治を成功させた、と言える。古代ローマの統治術に見るように、国民は生活の糧と見せ物に関心を示す。現内閣のパンは「子ども手当」であり、サーカスは「事業仕分け」である。とりわけ事業仕分けに対する国民の評価は、極めて高いようだ。
相変わらず弁舌軽やかで、耳にすっと入ってくる。喋りが上手い。物語の組み立て方が上手なんだろうなと、つくづく感心します。

だから言ってる内容がどうとか言うわけではありませんが。

参考
減少する定住人口、増やせ交流人口。関西も空港大整備を(372log@姫路) - 今年1月、姫路での講演の様子。
菅直人何を考えているのか!(ゲンダイネット) - 竹中が唱える新自由主義は、リーマン・ショックとその後の金融危機で終焉(しゅうえん)を迎えた。もう完全に終わった学者だ。目立ちたがり屋2人のパフォーマンスに付き合わされるのはウンザリだ。(記事より) ← 菅さんも、結局のところ、いろいろ迷ってるのでしょうかね?ただ、現実問題、企業か家計か、新自由主義か社会民主主義かなんて、そんな極端で単純に世の中動くわけじゃないですからね。
【社説】航空自由化 競争でサービス向上を(中日新聞) - 世界の航空業界からみれば一周以上の遅れだが、日本もようやく米国との自由化に踏み切った。これまで政府間で路線や発着地、便数などを細かく決めてきたが今後は航空会社が路線などを自由に決められる。(記事より)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(政治)の記事
 本格的? 円安時代がやってきた (2022-04-23 16:42)
 〒685-0000 島根県隠岐郡隠岐の島町竹島官有無番地 (2022-02-19 11:48)
 8年前の麻生太郎さんは経済通 (2022-02-07 21:24)
 新型コロナ関連、姫路市の情報 facebookより (2020-03-21 18:19)
 自ら判断し、治めるのが「自治体」 (2020-03-15 16:59)
 朝令暮改が許される条件 (2020-03-14 11:38)

Posted by miki at 00:14│Comments(0)政治
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。