2006年03月19日

間違いだらけの自動車評論家選び

日替御前(ごちそう村姫路土山店

昨日の昼ご飯は和食でした。ごちそう村の日替御前は飲み物付きで980円。とても美味しいので、お薦めです。

ところで青山西(姫路市)の喫茶店「オリーブの木」で、店に置いてあった自動車雑誌を読んでいたら、マークXという高級セダンの特集を見つけました。250万円と高額にもかかわらず、月に5000台コンスタントに売れる人気車。
にも関わらず、自動車評論家の評価が良くない。なぜだろうという特集です。

さまざまな評論家にその理由を聞いて得られた結論は、「自動車評論家はクルマ好きな人が多いため、面白みに欠けるクルマを評価できない」とのことでした。マークX自体はとてもいい車なんだけど、クルマが好きな人にとっては魅力に欠けるのでしょうね。

私は「間違いだらけのクルマ選び」という本を10年以上にわたって毎年必ず購入していた時期があります。著者の徳大寺有恒氏は、大学は異なるものの私と同じ経済学部出身ということもあって興味が合うのか、大変楽しく評論を読ませていただきました。
氏の自動車評論家としてのスタンスは、いわゆる「クルマ好き」というものです。自宅に何台もクルマを所有、次から次にクルマを買い換えて、それこそ自動車ライフを楽しんでおり、それをベースとして自動車を評論しています。

「間違いだらけのクルマ選び」は読み物として大変面白い本ですが、その表題とは裏腹に、自動車購入時の基準とするには、あまり向いていません。特殊な職業やライフスタイルを背景に薦められても、人生観や価値観まで共有するのは大変。一方で、この本で酷評されているクルマを買ったのに、とても満足する人がたくさんいるという現実があります。私がいま乗っているストリームというクルマは発売以来氏に酷評され続けてきましたが、私も私の家族も知り合いも、多くの人が満足しています。

著書に書かれていることに対して「クルマの購入」という面から感じるのは、

1 それはわかるが、家に数台所有し、そんなにコロコロ車を買い替えることのできる人がどれほどいるのか?
2 ごく普通の家庭で車というのは「与えられる予算の中で買え、例えば最低でも7年以上は機嫌良く動いてもらいたい」というもの
3 例えクルマ好きでも、家族のさまざまな要望を聞いた上での妥協の産物である

等です。
ある特定の価値観で自動車を評論しても、それが読者のライフスタイルと異なっていれば実用的ではありません。自動車評論家といえども、世の中にあるさまざまなライフスタイルについて仔細に把握することも困難ですし、トヨタなどの自動車メーカーほどデータを持っているとも思えません。
そうである以上、よほどの欠陥でもない限り、クルマ選びに「間違い」だと言い切ることそのものが困難です。

wikipediaに、氏の特徴として、
自動車評論家であるが、他の評論家と比べると、車の乗り方から、男の生き方、経済批評まで評論し、車そのものの批評にとどまらないところが、特徴であり、売れ続けている理由だといえるだろう。

と述べているように、必ずしも単純な「クルマ選び」の本ではありません。
「クルマを楽しむことに人生のすべてを賭けた男の自伝」
なのです。

野球に人生を賭ける人もいれば、野球を人生に例える人もいます。
ならば、クルマ選びに人生を賭ける人もいれば、クルマ選びを人生に例える人も稀にいるのです。

その「間違いだらけのクルマ選び」は、現在、最終版草思社から出されています。ただし、最終版と言うより総集編といった内容のようで、次号は講談社から今年の5月頃出るようです。

P.S.
氏は、クルマを通じての男の格好良さについて、カローラやサニーに乗るということが、「自分は車になど興味がない」ということを主張することになり、それはそれで格好いいという意味のことを書いていたことがあります。

私自身、氏が言うことの影響を、どこかで受けているのではないかと思います。実は「いつかはカローラに乗りたい」と思っているのです。

参考
信頼できる自動車評論家は? - 投票形式なので、刻々と変わると思いますが、私が見たときは三本和彦氏がトップでした。
徹底対決 徳大寺有恒 vs 三本和彦(car view 掲示板) - 三本和彦氏は私が京都と東京居住時、毎週欠かさず見ていたテレビ神奈川KBS京都でも放送)の人気番組だった新車情報の司会者。実用本位で生活者視点の自動車評論が売りですが、「夢がない」「クルマは冷蔵庫を買うのとわけが違う」と感じる人もいるようです。
女性のためのクルマ選び(ないしょブログ) - 徳大寺氏は「クルマを持つ人のうち子持ちの占める割合を無視している」との意見。

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この記事へのコメント

私の原点は・・・

先々週に網干の母方の祖母が亡くなり、しばらく帰郷していました。
広畑での告別式で従兄が日産FUGAの350XVに乗ってきており、
ちょっとだけR250などを運転させてもらいましたが、3.5Lエンジンのトルクは凄かったです。
この動力性能が必要なのかどうかは別ですが。

さて本題。
幼稚園くらいに見たC110型スカイライン(通称ケンメリ)のテールランプ
(6気筒GT系の◎と4気筒GL系の□が並んだランプの両方とも)が
相当強烈に印象に残っていたこと、
高校からの自転車通学の帰りに今では珍しい「姫路5」ナンバーを付けた
C10型スカイライン(通称「ハコスカ」)をよく見かけたこと、
同じく高校の行きではハコスカのGT-Rをたまに見かけたこと、
これが私の買うべき車(R32型スカイライン)を決めました。
刷り込みとは恐るべきものです(苦笑)。
こういうわけで、自分自身は日産派(というより旧プリンス派)です。

自分以外の家族は「車は(移動の手段として)走ればいい」という考えで、
「車は(速く)走ればいい」という思想の私は家族の中では異端者なのかもしれません。
父親が最後に乗っていた2代目ビスタ(3代目カムリの兄弟車)は
地味ではありましたが造りがしっかりしており、
さすがはトヨタと今更になって思います。

カムリ/ビスタの後継車は高級車路線をひた走っていますね。
父親が購入した当時でもトヨタのFF方式では最上級という位置づけ
(FFのマークIIと呼んでいた雑誌もあった)で、
カタログも「高級車」との記載がありました。
それでも当時は地味なイメージは払拭できませんでした。
この一族がある程度のプレミアム性を持つようになったのは
ウインダムになってからのように思います。

姫路のお話が殆ど無くて申し訳ありません。
Posted by skyline@姫路出身愛媛在住 at 2006年03月21日 16:43

skyline@姫路出身愛媛在住さんへ

コメントありがとうございます。
クルマの話は姫路ネタになりにくくて私も書きにくくて困ります。
Posted by miki at 2006年03月21日 20:54

はじめまして 
2006-03-19-Sun この ひめナビブログ大賛成だな。
ラッキューさんのCar&・・・から入ったんだけど、、、い〜〜ね〜〜 ひめナビと書いて有るけど女性かな?
誰でも良いけどほんと自動車評論家と言う、馬鹿げた職業の奴らに聞かせてやりたいな。 特に、損大事と言う助平〜〜爺じいの評論化 に。。

車は書かれている通りに自分のお金で買って自分で洗車し長く乗って解るものですよ、まったく大賛成、、今日は気分が最高にい〜〜ね〜〜    グラッッチェミッレ  
時々覗かせてもらいます。  
                 フェラーリおかやま
Posted by uncle ferrari at 2006年04月03日 18:56

uncle ferrari さんへ

コメントありがとうございます。
「ひめナビ」は「姫路ナビ」です。今後ともよろしくお願いします。
Posted by miki at 2006年04月03日 20:13
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