2019年07月27日

究極のユニバーサルマナー「ハイチューいる?」



東京に数年間住んだことがあるので、関東と関西の違いは何となくわかります。
ずっと関西にいると感じませんが、やはり違います。

小さい頃から車いす生活の実業家・垣内俊哉氏のブログ。
大阪の夜の街で客引きを受けたんだそうです。

大阪の彼女とハイチュー(ミライロ 垣内俊哉のブログ)
夜の街の客引きもそうだ。車いすの僕は、声をかけられることがない。
「対応が大変そう」「段差、階段があるから」「店が狭いから」
何らかの理由で、声をかけることを躊躇しているのがわかる。
(中略)
若い女の子が声をかけてきた。珍しく、僕に対してだった。
ガールズバーでぇす。一杯どうですか?」
久しぶりに声をかけられたことに小さな感動を覚えていると、それも束の間、彼女はさらに続けた。
「ウチ、車いす系男子、めっちゃ好きやねん!」
思わず、車いすをこぐ手を止めた。からかわれてるような気がしないでもなかった。でも、やっぱり感動の方が強かった。
「メガネ系男子」の如く、車いすに乗っていることを、「車いす系男子」なんて言える、その感性に衝撃を受けた。
「ありがとー、またこんどなー」と一言、通りすぎようとした。次いで、彼女は「じゃあ、ハイチューいる?」と聞いてきた。
(中略)
彼女の一言に、意識の変化、時代の変化を垣間見た気がした。大阪という街が、もっともっと好きになった。
垣内氏にとっても、かなり珍しい「事件」だったのでしょうが、その事件は大阪で起きた。
「あめちゃん文化」全開の大阪で、「ハイチューいる?」と聞かれた。

ハード(設備)はどうかわからないけど、ハート(ユニバーサルマナー)は、関西のほうが何歩も先行ってる、少なくともその土壌はあると思いたい。

参考
ガイアの夜明けで大注目 車イス社長の「弱みを強みに変える」仕事と名言(デイリー新潮) - 「ハードは変えられなくても、ハートは変えられる」(記事より)
ユニバーサルマナーとは(日本ユニバーサルマナー協会) - ハード(設備)を変えることができなくても、私たち一人ひとりの「ハート」は今すぐに変えることができます。それが「ユニバーサルマナー」です。(記事より)
大阪人に「飴ちゃん」文化(NIKKEI STYLE) - 飴(あめ)のことを「飴ちゃん」と呼ぶほど、大阪の人は飴への愛着が強い。実際、大阪市内には飴の専業メーカーも多く、大阪のおばちゃんのバッグには必ず飴玉が入っているともいわれる。(記事より)

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Posted by miki at 04:19Comments(0)社会