2018年05月22日

無料にしてもいい高速道路

中国自動車道播磨佐用付近)

首都高研究家の清水草一氏によれば、全国には無料化してもいい高速道路とそうでない高速道路があるとのこと。
これは民主党が実施した社会実験でわかりました。

高速無料化は永久に無理? それが不可能な構造的問題 工夫次第で方法も(乗り物ニュース)
この社会実験では、もともと交通量の多い路線を無料化すると渋滞が増加することが実証されました。具体的には新潟市近郊の日本海東北道西湘バイパス伊勢道舞鶴若狭道京都丹波道路などです。首都高東名名神の無料化が論外であることは自明です。
一方では、無料化によって一般道の渋滞が大幅に減少するなど、地域にいい影響を与えた路線も多数ありました。無料化された50路線のうち約半数は、ガラガラだった交通量が2倍以上に増加するも渋滞するほどではなく、その分、一般道が走りやすくなるなどのプラス効果がありました。
(中略)
高速道路全体の料金収入は年間約2兆円ですから、10%の減収で年間およそ2000億円、というわけです。
高速道路をすべてタダにするのは不可能ですが、ガラガラの区間をタダにしたり大幅値下げするのは、すぐにでも可能です。
無料化してもいい高速道路は、「ガラガラの高速道路」。
今すぐに無料化してもいいと氏は言います。

民主党がせっかく大規模な社会実験をやったのに、成果を活かせずもったいない限りです。
予算を引っ張ってくるのも政治なら、知恵を巡らすのも政治だと思いますが。

参考
年間7千億円の財源を捻出。高速道路無料化(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)クルマ