2017年10月12日

SPring-8のすべて。

Pen+

知ってるようでよく知らない。SPring-8をよく知るチャンスです。

日本が誇る世界最高峰の放射光施設「SPring-8」の全貌を徹底解剖。サイエンスファン必読のPen+(ペン・プラス)『SPring-8のすべて。』は、10月16日(月)発売。(PR TIMES)
SPring-8とSACLAによる研究では、触媒の構造が明らかになり、米国の科学誌『サイエンス』において、2011年の10大科学ニュースに選ばれました。
また、小惑星イトカワの微粒子の解析にSPring-8を使い、内部構造を3次元で撮影することに成功。粒子の鉱物組織や構成を特定しました。この結果は、太陽系の誕生や生命の起源を示唆しており、いまも継続して研究が行われています。
SPring-8は、産業界のニーズにも積極的に応えています。トヨタ自動車三菱重工業旭化成住友ゴム工業第一三共RD江崎グリコなど、日本を代表する企業が自社製品の研究に利用しており、私たちの生活にも役立てられています。
一方、SPring-8のある播磨科学公園都市は、20年経っても研究者の街にはなりませんでした。

スプリング8の都市20年「研究者の街」実現遠く(神戸新聞NEXT)
世界最高性能の大型放射光施設「スプリング8」など最先端の科学技術を核に、「国際的な新都市」「人口2万5千人都市」を掲げたが、現在の居住人口は1400人に満たない。
(中略)
研究者はインターネットを使えば、海外からでもデータ収集が可能となり、施設近くに居住する必要がなくなったという。施設は大学や企業に関係なく使用が可能な一方、1人当たりの使用時間は制限される。研究者は地元に住まなくても、その実験がある数日間、施設内の簡易宿泊所に滞在するだけで対応できるという。
研究とは関係ない人でも、地震も少なそうなので移住先候補にもいいかも。
人工的に計画される都市は、裏切られることにより魅力ができることもあります。
もっと裏切られた形で街が発展すればと思います。

参考
大型放射光施設「SPring-8」を活用し、兵庫県立大学との共同研究を開始します。(マツダ)
政府が播磨に投資。「さくら」74億、「スプリング8」29億円(372log@姫路)
スプリング8で小惑星「イトカワ」の微粒子調査。本日開始(372log@姫路)
播磨が生んだ、10万歯力のガム(372log@姫路)
世界一じゃないと駄目なんです。SPring-8の予算復活(372log@姫路)
ギョーザ事件とスプリング8の使いかた(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)マスメディア