2017年05月05日

セイバンの苦悩



6年間使うことが前提、赤か黒かに決まっていたランドセル業界が変わってきています。
昨年のモデルと今年のモデルの違いがわかる顧客。
今年、どういうタイプの商品が売れるか読めない・・
ランドセル製造の老舗、播磨・たつの市セイバンは、現状の生産リードタイム90日を30日に短縮することを目指しているそうです。

[社長の悩み]大きく変わるランドセル市場。老舗メーカーはどう変わるべき?~セイバン泉貴章社長(プレジデントオンライン)
鮮度、なるほど。新鮮なランドセルか……。ランドセル含めた鞄の業界は、製品の使用期限が長く、鮮度という価値観がほとんどない業界なのですが、実は私はやりたいと感じています。お客様の方は、これは新しいモデルなのか、古いモデルなのかを実際気にされるようになっているわけですから。
生産現場では、同じモデルをまとめて生産すればコスト削減になるので、ロットをまとめようとする。欠品を起こすとバイヤーから怒られるから在庫を持ってしまう。

「在庫を抱えて倒産する企業はあっても、欠品で倒産する企業はない」というのをどう捉えるかですね。
欠品時のリカバリーをどこまでできるのか、他社に任せてしまうのか。
生産者主導にできるのかってことなんだろうけど。

参考
ランドセル商戦、早まるピーク 人気商品求めて保護者が「ラン活」 売れ筋は7万円前後(産経WEST) - メーカーのセイバン(兵庫県たつの市)は「消費者のニーズをくみ取りたい」と平成26年から直営販売店を展開。東京、名古屋、大阪に続いて、今年4月28日には4店目を神戸市にオープンさせた。(記事より)
ひろみちお兄さん効果でシェア6割。「天使のはね」セイバン(372log@姫路)
ランドセルのシェア4割 セイバン(372log@姫路)

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Posted by miki at 21:38Comments(0)企業